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2010年12月30日 (木)

篠原長房    悪女に溺れた弟に殺された名将

 先日書いた小少将悪女話の続きです。
 阿波守護代三好義賢(三好長慶の弟)には、篠原長房という家老がいました。三好家の分国法新加制式の変纂をした能吏であり軍事指揮官としても高名な武将でした。
 彼が健在な間は松永久秀も好き勝手なことができなかったといいますから、それだけ恐れられていたんでしょう。三好一族の没落には、篠原長房の死も大きなファクターだったのかもしれません。
 で、小少将です。阿波守護家下屋形細川持隆に見染められ側室となり、その家臣三好義賢と私通し夫の死後はちゃっかり義賢の妻になった事は書きました。
 順番から言うと、今度は長房と浮気することになるはずでしたが堅物の長房は見向きもしません。おそらく小少将の事ですから、モーションはかけたはずですが知恵者の長房には通用しなかったのでしょう。
 すると彼女は、長房の弟自遁(じとん)に近づきます。兄と違い知恵の足りない自遁は、傾国の美女と言われた小少将に夢中になります。主君の妻と密通しているという背徳の喜びもあったのでしょう。
 長房は、このことを知り苦々しく思います。弟に何回かは忠告したそうですが、悪女の毒牙にかかっている弟は聞き入れませんでした。
 そして悪女の呪いから、夫三好義賢戦死。自遁は主君の悲劇も気にせず小少将と結婚してしまいます。このままでは小少将に三好一族がとり殺されてしまうと危惧した長房は、弟に彼女と離縁するよう激しく詰め寄りました。
 しかし、自遁は逆に兄に対して叛意を抱くようになります。小少将も自分を目の敵にする長房に怒りを爆発させました。
 自遁と小少将は、義賢の後を継いだ三好長治(小少将の息子)に、長房が謀反を企んでいると讒言したのです。
 まだ年少で経験の浅かった長治はこれを真に受けました。長房追討の軍は居城上桜城を囲みます。多勢に無勢、長房は無実の罪と知りつつ自害して果てました。
 こうして大黒柱を失った三好家は自壊の道を突き進みます。隣国土佐の長宗我部元親の侵略を受け滅ぼされました。小少将は元親の側室に収まりましたが、自遁は遁走し野たれ死んだと言われています。

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