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2011年12月 1日 (木)

銃剣の発明と槍兵の終焉

 かつて歩兵の花型だった槍兵はいつ消滅したのでしょうか?なんとなくマスケット銃の普及とともに消えたのは分かります。しかしそれが具体的にいつのタイミングかというと曖昧です。
 
 日本の場合ははっきりしています。江戸時代の長い太平の世が終わり幕末維新期にゲベール銃やミニエー銃などの新式銃が採用されてからです。
 
 一方西洋では長らくマスケット銃兵とパイク(長槍)兵の併用の時代がありました。1534年から1704年までスペインが採用したテルシオ陣形はその強力さで一時代を築きましたが、その編成はマスケット銃兵を中心にしながらも、発射速度が遅いという欠点を補うためバイク兵が護衛についていたのです。
 
 さらにその前、原始的銃の時代(フス戦争のころ)は発射速度の遅い銃兵を守るため弓兵も護衛についていたほどでした。
 
 マスケット銃の発達とともにまず弓兵が廃れ、ついで槍兵が消滅したのです。
 
 ではなぜ、槍兵が消えたかというと銃剣というものが発明されたからです。マスケット銃の先にナイフあるいは刺突剣をくっつけることで槍の代用ができるようになり槍兵はお役御免になったというわけです。
 
 パイク兵を減らして全部マスケット銃にすれば火力は大幅に向上します。敵が銃火を掻い潜って接近しても銃剣で対抗すればよいのですから便利になったものです。また突撃時にも槍の代用になります。
 
 
 銃剣はいつごろ発明されたのでしょう?調べてみるとその始まりは偶然によるものでした。17世紀、フランスのバイヨンヌ、農民同士の争いでマスケット銃の銃口にナイフを差し込んで戦ったのが最初だったと伝えられます。
 
 しかしこのままだと槍にはなっても、銃口がふさがっているためマスケット銃としては使えないという本末転倒なことになります。そこで銃口の下に装着することによって銃としても槍としても使える現在の銃剣が誕生しました。
 
 以後、銃剣は白兵戦の花形になります。特に歩兵重視の日本などではなくてはならないものになっていきました。しかし、近年自動小銃が発明されるとあまり銃剣は使われなくなります。くっ付けることはできるとおもいますが…。まあ弾をばらまいた方が早いですからね。近接戦闘ではハンドガンがあるし。
 
 現代の兵隊さんは銃剣突撃自体嫌がりそう(苦笑)。危ないですからねえ(爆)。

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