八八艦隊計画艦一覧
十三号艦だけは満載排水量が分からなかったので基準排水量の数値です。おそらく満載は55000トンから56000トンくらいにはなっていたと思います。
第1次大戦で敗北したドイツはともかくとして、ネルソン級という16インチ(40.6㎝)砲を搭載した新型戦艦を投入したイギリス、同じく16インチ砲を搭載したコロラド級を就役させたアメリカに対抗するため、日本は八八艦隊計画を策定し、米英に対抗しようとします。
これは艦齢8年未満の戦艦8隻、巡洋戦艦8隻を主力とする大艦隊整備計画です。このほか二線級部隊として金剛型、扶桑型、伊勢型戦艦もいるので米英に伍する大艦隊になるはずでした。
八八艦隊の特徴は、すべての艦が41㎝(実際は40.6㎝)砲以上の主砲を持ち高速、量より質という日本人好みの計画でしたが、各国とも財政負担があまりにも大きすぎワシントン海軍軍縮条約で葬り去られます。
結果、長門と陸奥はそのまま。加賀と赤城は空母に改装されました。
もし実現できたとしても、当時の日本の財政状況を考えると維持費だけで破産していた可能性があります。
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