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2020年10月

2020年10月31日 (土)

常陸大掾(だいじょう)氏

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 最近の日本史記事はマニアックで本当に申し訳ございません。興味ない方が大半だと思うのでスルーお願いします。

 常陸(現在の茨城県の大部分)大掾氏は平安時代以来の歴史を誇る名門です。その家祖は桓武平氏の嫡流になった常陸太郎貞盛の弟繁盛。懐かしのNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』では一文字隼人(仮面ライダー2号、佐々木剛)が演じてました。そういえば兄貞盛は大岡越前の将軍様(吉宗)役山口崇が演じてましたな。兄弟の父で将門の父良将の土地を横領し関東騒乱の元凶となった国香役は三代目黄門様の佐野浅夫。主人公将門は大岡越前の加藤剛。国香の弟(将門の叔父)で房総平氏の棟梁良兼に長門勇、その弟良正は蟹江敬三と味のある俳優ばかりでした。もう一人の主人公藤原純友も緒形拳!風と雲と虹とは私が大好きな作品で、歴代NHK大河でも三本の指に入る大傑作だと思います。

 それはそうと貞盛の子孫が官途に就いて常陸を出て行ったため、常陸平氏は繁盛の子孫が継承しました。ちなみに貞盛の子孫から伊勢平氏の平清盛、伊豆の北条氏が出ています。大掾というのは常陸国府の三等官です。日本史で「かみ すけ じょう さかん」という言葉を習ったと思います。国府で言うと「かみ」が長官の国守、「すけ」が次官で介と書きます。ただ常陸においては大掾が次官でした。というのも常陸、上野、上総の三国は親王任国といって国守に親王が任ぜられ地方には赴任しないため、実質次官である介が長官だったからです。

 常陸は太閤検地で53万石という大国だったため三等官の掾に大掾と少掾の二人を置きました。平安時代中期から繁盛の子孫が大掾氏と称したかは疑問ですが、少なくとも鎌倉幕府を開いた源頼朝によって常陸大掾職を与えられ以後独占したために大掾氏を称しました。ただ隣国下野から入った宇都宮一族の小田氏、常陸北部に勢力を持つ常陸源氏佐竹氏がいたためにその支配地域は国府のあった現在の石岡市を中心に常陸中部に限定されます。

 大掾氏のような歴史を持つ古い家は戦国期になると衰えるものですが、大掾氏も例外ではなく佐竹氏や水戸地方に興った江戸氏、小田氏の勢力に押され衰退しました。常陸では佐竹、大掾、太田などが上杉派、小田氏が後北条派で抗争を繰り返します。ところが佐竹陣営の中でも争いが発生し大掾氏は江戸氏と合戦に及びました。

 豊臣秀吉が後北条氏を攻めると、要領の良い佐竹義重はいち早く小田原に参陣し秀吉から本領安堵のお墨付きを得ます。ところが大掾氏は時勢が読めず参陣しなかったため戦後領地を没収されました。佐竹義重が狡猾なのはこの時大掾氏や江戸氏の所領も自分の領地だと秀吉に申告していたことです。このあたり津軽為信とそっくりですね。義重は秀吉の朱印状を盾に大掾清幹に領地明け渡しを要求。拒否されると待ってましたとばかり府中城を攻撃します。多勢に無勢、清幹は自刃し平安中期以来の歴史を誇る大掾氏は滅亡しました。1590年の事です。

 さらに義重の息子で家督を継いだ義宣は、大掾氏の一族だった行方、鹿島氏ら三十三館主を居城太田城に招き、そこで謀殺します。やり口がえげつないですが、秀吉のお墨付きという大義名分を最大限利用した佐竹親子の作戦勝ちだとも言えます。戦国時代を生き残るのは本当に難しいですね。

2020年10月28日 (水)

これシナ人民解放軍本気だわ

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Kadena

 

【FNN独自】中国に地上絵、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地ターゲット?

 

 これどう見ても言い逃れできないでしょ?シナ人民解放軍は対米戦争を本気で準備しているみたいです。巷で言われている台湾侵攻、その際米軍に邪魔されないため沖縄の嘉手納基地、本土の佐世保、横須賀、岩国、三沢など主要在日米軍基地と日本の自衛隊基地を同時攻撃するつもりのようです。もし韓国がまだレッドチーム入りしていなければ半島の在韓米軍基地も当然ターゲットになります。

 常識的に考えたらアメリカと戦争しても勝つ可能性は限りなく低い。アメリカの次期大統領がバイデンになって認知症が悪化し何もできなくなるなどシナに有利な不確定要素がない限り無理でしょう。ただどちらにしろアメリカ議会は共和党、民主党関係なくシナに対しては強硬ですから最終的にはアメリカが本気で軍事介入しシナ共産党政権崩壊になるでしょう。

 おそらくシナの目論見はアメリカが本格参戦するまでのわずかな時間で一時的に在日在韓米軍の機能をストップさせ、台湾に電撃的に侵攻、あとは台湾国民を人質にしてシナに有利な停戦協定を結ぶということかもしれません。経済的結びつきなど常識的な考えで戦争はないと思っているお花畑連中は、人類の歴史が戦争の歴史であり、戦争勃発が理性的判断ではなく偶発的に始まるか、当事者だけが思っている勝算によって始まるという事を理解しているのでしょうか?

 誰かが言っていましたが、現在のシナの置かれている状況は大東亜戦争に追い込まれた日本とそっくりだそうです。経済的に追い詰められ戦争に訴えるしか選択肢が無くなった状態。私は当時の日本以上に状況は悪いと思いますね。ABCD包囲網よりもさらに最悪、シナの味方は戦力として頼りにならない南北朝鮮だけなんですから。パキスタンもイランもいざとなったら見捨てると思いますよ。誰だって負けると分かっている陣営にのこのこ参加する馬鹿はいません。中立なら良い方。ロシアは最初中立、シナの敗北が確定したら得意の火事場泥棒で旧満洲地区を占領するでしょうね。これで念願の不凍港確保です。日本にとっては旅順、大連が要塞化され日露戦争の悪夢再びですが…。

 そうなる前に日米共同で旧満洲地区をいち早く抑える必要はあるでしょうね。有事になった時の想定も日米ですでに摺り合わせしておく必要はあると思いますよ。いくら平和ボケ日本政府でも何もしていないという事はないと信じたいですが…。していなかったら、さらなる脅威を招くでしょうね。


 その前に、シナ人民解放軍の電撃的台湾侵攻も成功するとは思えませんが。まず大陸に近い金門島はどうする?全島要塞化されていますよ。金門島は巡航ミサイルの飽和攻撃で無力化できたとしても台湾は広い。シナ人民解放軍の上陸能力は現在どれくらいなんでしょうか?一昔前だと2個連隊くらいしか一度に上陸させられない程度だったようですが。

 数年前のデーターだとドック型揚陸艦の071型が8隻で海軍陸戦隊8個大隊。072Ⅲ型戦車揚陸艦15隻の水陸両用戦車10両×15で150両、海軍陸戦隊が合わせて15個中隊。すべて動員できたとしてもせいぜい1個師団強。それ以外にどれくらいあるか知りませんが、最大2個師団も運べないと思いますよ。大量の漁船に兵士を乗せて運べばよいなどと現実を知らない阿呆が言ってますが、現代戦は補給がなければただの的。おそらく補給も考えたら2個師団同時に上陸させるのも無理だと思いますよ。この程度だと広大な台湾を短期間で占領するのは無理。航空優勢は一時的に握れるかもしれませんが、台湾軍は精強だから米軍の来援まで持ち堪えられると考えます。ですから電撃占領など夢のまた夢。

 米海軍の潜水艦戦力を舐めない方が良いでしょうね。奇跡的に地上部隊が台湾に上陸できても補給物資を運ぶシナの輸送船はすべて撃沈されるでしょう。護衛の艦船諸共ね。もしかしたら日本の潜水艦もシナ輸送船団攻撃に参加するかもしれません♪海中なんで証拠はないですしwww有事になったら関係ないか?これも専守防衛の範囲♪あと、シナの主要港は日米がばら撒いた機雷によって数日で機能喪失すると思いますよ。

 日本は間違いなく巻き込まれます。在日米軍基地攻撃と日本の自衛隊基地攻撃は同時に行われるでしょうから。その際、日本国内でテロを起こされないように今のうちに不逞外国人と反日左翼は処分しておく必要があります。もう残された時間はありません。甚大な被害は出るでしょうが、日本を守るためには我々国民も覚悟を決めましょう。戦争が好きな人間なんでいません。ただ巻き込まれる戦争なら、何とかして生き残る道を探るのが当然でしょう。

 皆さんはシナ人民解放軍の本気度、どのように判断されますか?





追伸:
 嘉手納基地ではなく台湾の台中国際空港ではないかと指摘する意見もあります。だとしたら尚更危険です。

2020年10月26日 (月)

古代支那の兄弟の呼び方

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 古代支那史に関心のない方にはチンプンカンプンだと思うのでスルーお願いします。

 俗に伯仲叔季という言葉があります。これは古代支那で兄弟の順番の呼び名です。伯が長男、仲が次男、叔は三男以下、季は末っ子を表します。四人兄弟なら綺麗に当てはまるんですが、それ以上だと叔が何人もいることになります。これとは別に長男を表す言葉に孟があります。例えば春秋時代晋で宰相となり権力を振るった趙盾。彼は家臣や部下から趙孟様と呼ばれました。

 これは伯が嫡流の長男、孟は嫡流庶流関係なくすべての兄弟の長男という意味です。ですから実質次男や三男でも正室の最初の子なら伯と呼ばれることになります。この場合孟と伯が別々に存在するということです。

 儒教の祖孔子関係の歴史書にも孔子の祖国魯の国政を壟断した三桓氏という大豪族が出てきます。三桓氏というのは魯第15代君主桓公の息子慶父(孟孫氏【仲孫氏とも言う】)、叔牙(叔孫氏)、季友(季孫氏)を家祖とする公族です。孔子の時代には魯公を挿げ替えるほどの実力を持つほどの勢力を誇りました。孔子が祖国を叩き出されたのは三桓氏と対立したからだとも言われます。

 三桓氏のうち、孟孫氏ですが桓公のあと16代を継いだのは長男荘公ですから彼が伯のはず。孟孫子の祖慶父は仲孫氏とも呼ばれます。どういうことか私なりに考えたんですが、本来は長男である慶父は母が側室だったために荘公の弟とされ次男を意味する仲孫氏と呼ばれたのかもしれません。

 魯は周の武王を助けた弟で聖人である周公旦を祖とする由緒ある国ですが、三桓氏のような公族が権力を振るうようになったため公室の力が衰え衰退したのでしょう。もともと隣国で太公望姜子牙(呂尚)を祖とする斉よりも中原に近く有利な立場にあった魯ですが、周公旦の方針である公族を大事にしすぎたために衰えました。逆に斉は太公望の方針で家臣をあまりに大事にしすぎたために権臣田氏に乗っ取られたのでしょう。

 国を保つのは本当に難しいですね。バランスが一番大事です。孔子が中庸の徳を最上としたのは祖国魯の惨状と隣国斉の行く末を見て思い立ったのかもしれませんね。何事も極端が良くないのでしょう。我々の生き方にも参考になります。

2020年10月22日 (木)

シナ人民解放軍、DF-17を実戦配備。日本の防衛は大丈夫か?

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【香港紙】中国、台湾対岸に「極超音速」新兵器配備か マッハ5 現技術では撃墜不可能

 シナ人民解放軍が台湾対岸の福建省に極超音速滑空弾DF-17を実戦配備しました。DF-17がどういうものかというと射程2500㎞、弾頭部が通常のミサイルと違い偏平になっており終末時マッハ5という高速で不規則な動きをしながら命中するという厄介な兵器(極超音速滑空体)です。通常のミサイル防衛システムでは迎撃が困難だと言われており日本の国防にも不安が増大しました。

 射程2500㎞というのは台湾を攻撃するにはオーバーキルで明らかに日本にある米軍基地、そして自衛隊基地を射程に収めています。福建省の厦門から東京までが2500㎞、もし山東半島からなら北海道の千歳基地まで射程に入ります。という事は米軍の嘉手納基地、普天間基地、佐世保、横須賀、岩国はもちろんの事、青森の三沢基地(日米共同使用)まで射程に収めたという事です。これは当然で、もし人民解放軍が台湾進攻する場合、それを邪魔する米軍や日本自衛隊の基地を叩くのがセオリーだからです。

 終末時の不規則な動きをするDF-17をTHAADやパトリオットPAC-3で迎撃するのは難しいと言われており、日本の国防にも大きな穴ができます。終末時の迎撃が困難ならどうすれば良いか、普通の常識があれば分かりますよね。敵がミサイルを発射する前に叩くしかありません。日本国民の命を本気で考えるのであれば。一発撃たれてから反撃などと寝とぼけたことを言っていると、何もできないまま座して死を待つこととなります。現代戦は先に撃った方が圧倒的有利です。防衛側は敵の飽和攻撃で継戦能力を一気に喪失することもあり得る。となると戦わずして全面降伏です。チベットやウイグルが他人事だと思っていると大間違いですよ。

 一応アメリカもDF-17に対抗する性能向上型のSM-3やTHAAD-ERなどを開発中だと言われますが、予想外に早くDF-17が実戦配備されたために完成するまでのタイムラグが生じました。もしDF-17に戦術核が搭載され発射されたらと思うとゾッとします。日本は一刻も早く敵基地攻撃能力を持つべきです。議論している暇はありません。国民の命がかかっているんですから。日本にも反撃手段があると敵が思ったら抑止力になります。

 ミサイル防衛が全く無駄とまでは言いません。少なくともレーダーで広範囲をカバーし敵ミサイルの接近を察知するのは重要です。しかし一番優先しなければならないのは敵基地攻撃能力を一刻も早く保有し敵にミサイル発射の兆候が見えたら躊躇なく叩く事でしょう。菅政権はこのニュースが持つ意味を本当に理解しているのでしょうか?

 皆さんは国防上の重大な危機、どのように思われますか?

2020年10月20日 (火)

摂津晴門とは何者か?

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 NHK大河ドラマ麒麟がくるに片岡鶴太郎演じる摂津晴門なる人物が登場しましたね。恥ずかしながらこの人物、どのような人物か全く知りませんでした。昔名前くらいは聞いたことある程度。大河ドラマでは織田信長と将軍足利義昭対立の元凶になりそうな感じですが、史実ではどうなのか気になりました。

 摂津晴門は義昭が将軍就任すると幕府の政所執事に任じられます。私の認識では室町幕府政所執事は代々桓武平氏維衡流の伊勢氏が世襲してきたという認識でした。応仁の乱時の伊勢貞親が有名ですよね。では摂津氏は何をしていたかというと幕府引付衆の管轄下にある官途奉行を世襲していました。官途奉行はその名の通り幕府御家人の叙位任官を職掌とした役職です。政所執事と官途奉行のどちらが上かというと、当然政所執事の方がはるかに上です。政所執事は伊勢氏が世襲し、次官の執事代は松田氏と斎藤氏が世襲しました。その次の政所代はアニメ一休さんの新右衛門さんで有名な蜷川氏が独占します。

 摂津氏は中原氏の後裔だそうです。中原氏と言えば源頼朝の幕府創建を助けた中原親能、その弟で大江氏に養子に行った大江広元が有名です。ちなみに中原親能の子孫から豊後大友氏や築後三池氏、肥後鹿子木(かのこぎ)氏などが出ています。摂津氏は親能とは遠い一族でしたが、師員が親能の養子になったことで幕府に仕えることになったのでしょう。

 室町幕府政所執事は伊勢氏がほぼ独占しますが、いくつか例外があり八代将軍義政の時代に一時二階堂忠行が就任しています。ではなぜ摂津氏が政所執事になれたかですが、どうも当時の政所執事伊勢貞孝が将軍義輝時代幕府内の権力争いに敗れ失脚したのが原因のようです。貞孝は近江六角氏と結んだことで将軍義輝、三好長慶双方から憎まれ更迭、京都船岡山で挙兵するも三好配下の松永久秀に追討され近江杉坂まで逃げそこで戦死したそうです。

 摂津晴門は、伊勢氏が居なくなったので政所執事になれたと言えます。しかも彼の息子糸千代丸は義輝が三好一党に殺された永禄の変の時二条御所に詰めていたそうで、一緒に戦死しています。わずか13歳だったそうです。ですから、この時の論功行賞だったのかもしれません。大河ドラマでは大きな権力を握りそうですが、実際はこの時室町幕府は形骸化しておりそこまでの力はなかったと思います。しかも、間もなく将軍義昭と仲違いし逼塞を命じられます。後任には伊勢一族の貞興(貞孝の孫)が任じられていますから、晴門の政所執事の期間は1568年から1571年までのわずか3年でした。

 1572年には記録が無くなっていますから、この時死去したか引退したと言われます。大河ドラマでは最後まで生き残りそうですけどね。分かりやすい悪役として便利使いされそうですが、実際の晴門はそこまで奸悪な人物ではなかったように思えます。

2020年10月19日 (月)

下間(しもつま)氏と七里頼周(しちり よりちか)、本願寺の坊官たち

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 本日に記事は非常にマニアックなので日本史や戦国時代に興味のない方はスルーお願いします。

 

 さて何回も話したと思いますが、私の悪い癖は一つの記事を書くとその関連項目も調べたくなる事です。その時は集中しているんですが、熱しやすく冷めやすいためすぐ忘れてしまいます。ですから過去記事を読み返してみると、よくこの時ここまで調べたなと自分で感心するくらいです(苦笑)。

 それはともかく、皆さん戦国時代をテーマとしたゲームをしているとき、本願寺勢力の武将として下間某とか七里頼周とか坊さんの格好をしながら結構能力の高い武将(特に政治力)が出ているのを見た経験があると思います。あの人たちは何者だろうと疑問に思いませんでしたか?一般には僧兵の親玉の類だろうと理解しておられると思います。私も最初はそうでした。

 でも調べてみると、この人たちの出自は立派な武士でした。大和国でいうと興福寺の武力を担当した筒井氏や越智氏のような衆徒にあたります。本願寺のような大寺院の場合は坊官というのがそれに当たります。ただ興福寺の衆徒が主に武力を担当したのに対し坊官は俗世でいうところの政所に当たる統治機関でした。石田三成の親友として有名な大谷吉継も坊官出身だという説があります。

 本願寺においては下間(しもつま)氏が、坊官のトップである別当など要職を独占しました。下間氏はもと下妻氏と言い、面白いエピソードがあります。鎌倉時代初期承久の乱勃発前、摂津源氏源三位頼政の孫にあたる源頼茂という人物がいました。頼茂は正五位下右馬権頭という官位を持ち朝廷の内裏守護の任にありながら鎌倉幕府の信任も厚く在京御家人として朝廷と幕府を仲介する役目も担っていました。

 幕府に反感を抱く後鳥羽上皇にとっては疎まれる存在で、挙兵前無実の罪を着せられ上皇の命を受けた北面の武士たちによって在所のあった昭陽舎を急襲されます。奇襲でしたから応戦の暇もなく自害して果てました。一説では上皇の倒幕計画を察知したため幕府に報告される前に先手を打ったとも言われます。

 頼茂の一族に宗重という人物がいました。この人物も源三位頼政の曾孫にあたります。大叔父頼茂が無実の罪で討たれ宗重もこれに連座し処刑されそうになります。そこにたまたま浄土真宗の開祖親鸞聖人が通りかかりました。親鸞聖人は宗重の冤罪を知っていたかどうか知りませんが、朝廷の役人に処刑の非を説き出家させるという条件で許されます。こうして宗重は親鸞聖人の弟子蓮位坊となりました。

 親鸞聖人は東国伝道に赴き常陸国下妻に一時庵を構えました。同道していた蓮位坊はこれを記念し下妻氏と名乗ったそうです。出家していた者がどうして俗世の姓を名乗るのか疑問ですが、下妻氏は後に下間氏と名を改めます。これが下間氏の始まりだとされます。どこまで真実なのか非常に怪しいですが、蓮如によって本願寺教団が成立すると下間氏もこれに従い坊官として教団の実務を担当することになりました。

 戦国時代一向一揆が起こると、本願寺は指導者として坊官の下間氏を各地に派遣します。朝倉家の記事で出てきた下間頼照、頼俊は戦国の世ですから一向一揆を指導した経験があるのでしょう。並みの武士も顔負けの戦争指導をしたと思われます。ただ一揆衆にとっては本願寺から派遣され頭越しに命令されるのは面白くなかったかもしれません。一向一揆の本場加賀や越前でも最初に蜂起した一揆の指導者たちには煙たがられました。

 本願寺の坊官と言えば他に七里頼周が有名です。頼周は下間氏と違い下級武士青侍の出身でした。本願寺顕如に大抜擢され顕如の命令で加賀一向一揆の指導を命ぜられます。頼周は加州大将として加賀一向一揆を指導したそうですから、エリート層の下間氏とは違い地元の一揆指導者たちとの関係は当初良かったのでしょう。ただ育ちが悪いのか権力を握ると次第に横暴な態度が目立ち門徒の人望を失います。石山本願寺の坊官下間頼廉に加賀門徒から頼周に対する弾劾状が送り付けられるという騒ぎにまで発展し加賀一向一揆は内紛で分裂します。これを見ていた織田信長は天正三年(1575年)、越前一向一揆を討つため大軍を派遣しました。

 内部分裂でまとまった抵抗が出来なくなっていた一揆勢は織田軍に簡単に敗北、越前の一揆を指導していた下間頼照は討ち取られます。七里頼周は加賀まで逃げ戻ったそうですが、翌年織田軍に敗北し戦死したとも、味方に裏切られて殺されたとも言われ最期がはっきりしません。

 下間氏にしろ七里頼周にしろ戦国時代の仇花だったのかもしれません。

2020年10月18日 (日)

書評『平和バカの壁』(ケント・ギルバート、ロバート・D・エルドリッヂ著 産経セレクト)

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 実はこの前の『米軍と人民解放軍』と一緒に買った本です。

 

 本書は米カリフォルニア州弁護士でテレビ出演経験もあるケント・ギルバートさんと元在沖縄海兵隊政務外交部次長ロバート・D・エルドリッヂ氏の対談をまとめた本です。

 ケント・ギルバート氏と言えばリベラルで今テレビで引っ張りだこのハーバート大卒のお笑い芸人パックンたちのはしりだと数十年前まで誤解していました。しかしケント氏はリベラルではあっても愛国者で何よりも日本を愛しています。どうもリベラルの概念が日本とアメリカをはじめとする世界とは違うみたいです。日本でリベラルというと共産主義者や社会主義者の隠れ蓑で売国奴と同義ですが、アメリカではリベラルであれ保守であれ大半は愛国者です。パックンのような人間が少数派でもしかしたらアメリカでは活動を禁止されている共産主義者ではないかと疑っています。アメリカはじめ欧州や他の地域の国でもそうだと思いますが、幼少期から学校や家庭で愛国心、公共心、自国に対する誇りを教えます。この本で知ったんですが、アメリカ人の意識では国防は義務で、本来なら自分たちも担うはずなのでそれを担って国家のために命を懸けている軍人に対するリスペクトが強いそうです。ですから列に並んでも軍人が来たら自発的に席を譲るそうですし、レストランなどでも軍人割があるといいます。

 一方日本では、最近こそ東日本大震災や熊本地震、各地の洪水被害で自衛隊が災害救助する姿を見て自衛隊に対する感謝の声が大きくなっていますが、日ごろ散々お世話になっていながら自衛隊員の地位を保証する憲法9条すら満足に改正できません。またこの期に及んでもなお自衛隊は憲法9条違反だとして解体を叫ぶ馬鹿者もいます。国防は国連憲章で認められた独立国の権利です。それが憲法違反というなら日本国憲法こそ国際法違反でしょう。ふざけるのも大概にせいと言いたいですね。憲法を重要視して国際法を無視するなら国連を脱退して全世界に宣戦布告しなければいけませんよ。これこそ大きな矛盾です。

 本書では日本の事情に精通した二人が、日本に対する様々な警鐘を鳴らしています。弊ブログを読んでくださっている皆さんには当たり前の事ばかりですが、改めて読むと本当に危機感を覚えます。ちなみにアメリカでは徴兵制は無くなりましたが、形式的であれ成人して徴兵登録しておかなければ公的支援は受けられないそうです。当たり前だと思いますね。日本人に欠けているのは国防意識と自衛隊員へのリスペクト、そして本当に有事になった時の覚悟、自国をなんとしても守るという気概、有事になった時の継戦能力(戦争準備)だと本書は指摘しています。

 なかなか勉強になりました。本書は対談形式なので読みやすいと思います。皆さんにも一読をお勧めします。

2020年10月16日 (金)

現金給付はもういいから減税をしてほしい

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【現金】国民一律5万円追加給付を 自民有志、要望・・・菅首相 「そういう方向で頑張る」

 

 新型コロナウイルスの影響で失業や生活困難が相次いだ初期に定額給付金や事業継続支援金など助成金の意味はあったと思うんです。またGoTo関係も打撃を受けた産業を支援することで倒産や失業を防ぐ効果があります。ただ、今の段階で新たな追加給付が必要かというと、私はそれより優先すべきものがあると考えます。

 特定事業者の支援は続けるべきですが、新型コロナウイルス騒動で打撃を受けたのは全日本人です。多かれ少なかれ例外なく何らかの被害は被っていると思うのです。ならば、そういった絶対多数の日本人を助けるためには消費税を減税した方が効果が高いと考えます。今は消費税10%ですが、これを一時的に5%にするだけで家計は大いに助かります。年間で考えると10万20万給付金をもらうよりはるかに良い。しかも税率をいじるだけだから定額給付金の時のような混乱は起こりません。国民全員がマイナンバーカードを持っているというなら別ですが、まだまだ普及してない状況で追加給付などしたら前回の二の舞です。それでなくても助成金詐欺が横行し逮捕者が次々と出ているんです。

 悪人はあの手この手で給付金詐欺をするに違いありません。欧米ではマイナンバーカードのような物が全国民に普及し預金口座と紐づけされていますから事務作業もほとんどなくすぐに国民の手元に給付金が振り込めますが、日本はまだまだ駄目すぎます。私も経験しましたが、またあのような申請をしなければならないかと思うとうんざりします。

 菅政権が、景気が回復するまで一時的に消費税を5%にするだけで国民は非常に助かります。しかし菅総理自身も財務省も消費税減税だけは絶対にやりません。一度消費税を下げて経済が回復すると消費税増税の大義名分が無くなるからです。その意味で菅政権には全く期待できません。行革を声高に叫んでいますが、一番改革しなければいけない財務省には手が出せないでしょう。

 外交安保でも不安がいっぱいの菅政権ですが、内政経済政策でも全く期待できません。安倍前総理のように外交安保だけは安心して見ていられるというような信頼感は皆無です。激動の世界情勢の中で日本が生き残っていけるかどうか本当に心配でなりません。皆さんはどのような感想を持たれましたか?

2020年10月15日 (木)

尖閣墓参団はどうなった?

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【速報】自民・山田宏「領海侵犯船を実力で排除する決意を示し断固たる行動をとるべき」

 

 一番良いのは尖閣に灯台や港湾施設を建設し公務員を常駐させる事です。非武装の公務員が危険だというなら自衛隊員か海上保安官でも良い。世界のだれが見ても日本が尖閣諸島を実効支配しているという実を見せなければ、いつの間にかシナに取られますよ。すでにアメリカはシナとの戦争も覚悟しましたから、今ならできるはず。できない言い訳を並べているようでは菅政権は日本を守る気がないと断ぜざるを得ない。

 自民党有志が提言した尖閣墓参団はいったいどうなったのでしょう?戦前までは尖閣に日本人が住んでいたわけでしょう。その時亡くなった方の遺体を埋めた記録もあるし場所も分かっています。尖閣に上陸し、それらの方々の墓を建立するだけでも違う。そうすれば尖閣が日本の領土だと世界中にアピールできます。

 人を配置するのが怖くても墓くらいは作れないでどうする?菅政権はそこまでヘタレなんですか?(呆)アメリカ大統領がもしバイデンになったらその機会も無くなりますよ。トランプが再選されればよいが、国際情勢はどう転ぶか分かりません。政府自民党はいい加減覚悟を決め本気になって欲しい。全然関係ないが、日本学術会議の任命拒否も公安案件だとはっきり言うべき。その結果選ばれなかった反日学者が特亜のスパイとばれても自業自得でしょう。一事が万事。もはや平和ボケが通用する時代ではない。マスゴミなど売国奴どもは説明しろと散々ほざいているんですからしっかり説明し連中の反日性を明らかにすべき。それがマスゴミの横暴を掣肘することにもなります。

 菅政権は携帯料金など目先の事ばかり熱心だが、国防など大きな事に対しては消極的に見えます。私が菅総理に危惧したのはまさにこの点。安倍前総理は経済政策など国内はともかく国家観がしっかりし、少なくとも外交安保に関しては安心できました。しかし菅総理からは国家観も国防意識も全く見えてきません。菅さんが歴史に残る総理になるためには、まず尖閣に日本人の墓を建立しできれば施設を建設し公務員を常駐させる事だと思いますよ。来年の任期満了で引退する気ならともかく、長期政権にしたいんでしょ?だったら国防に関しても覚悟を示すべきです。本来は政権の延命などという私利私欲で国防をされたらたまったものではないんですが、菅政権に覚悟が見えないのでこういうことを言わざるを得ないんです。本当に情けない。

 

 一刻も早く尖閣墓参団を上陸させ日本人の墓を建立してください。皆さんはこの件、どう思われますか?

2020年10月12日 (月)

朝倉家の人々

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 南北朝以来の歴史を誇り、越前の一介の国人から応仁の乱で活躍し越前守護職まで昇りつめた朝倉氏。戦国大名への脱皮にも成功し越前を中心に大きな勢力を誇ります。ところが最後の当主義景は凡庸で大きな選択をいくつも間違えたため天正元年(1573年)織田信長によってあっさりと滅ぼされました。

 朝倉義景自身の資質もあったのでしょうが、滅亡の原因は朝倉一族や重臣たちの失態も大きかったと思います。それでは彼らがどう動いたのか見ていきましょう。

 

【朝倉景恒】

 朝倉家では一門衆である同名衆が大きな力を持ちます。中でも朝倉宗滴の子孫である敦賀郡司家と大野郡司家が筆頭でした。景恒は最後の敦賀郡司です。朝倉家では最も早く没落しました。元亀元年(1570年)織田信長の侵攻を受け金ケ崎城に籠城するも降伏勧告を受けあっさりと開城します。これが家中の非難の的となり永平寺に遁世、病死しました。

 

【朝倉景鏡】

 大野郡司家最後の当主です。義景とは従兄弟に当たります。同名衆筆頭として当主義景の政策に批判を続け、1573年織田軍が侵攻した最後の戦いでは病気と称し出陣を拒否。さらに一乗谷が危なくなると、義景に自分の本拠大野郡への逃亡を勧めます。ところがそこで裏切り義景に自害を強要、義景の首を土産に信長に降伏しました。

 降伏後土橋信鏡と改名、信長から越前支配を任されますが、一向一揆が起こると朝倉家の裏切り者として標的になり平泉寺に籠城するも戦死します。一説では一揆勢に捕らえられ息子と共に処刑されたとも言われます。どちらにしろ裏切り者の末路としてふさわしい最期でした。

 

【朝倉景健】

 姉川の合戦では朝倉軍の総大将を務めます。家格としては敦賀郡司家、大野郡司家に続く家格だったそうです。朝倉家が滅亡すると織田信長に降伏、所領を安堵されます。ところが間もなく起こった一向一揆では一揆勢に降伏。織田軍が逆襲に転じると、一揆勢を指揮していた本願寺の使僧、下間頼照、下間頼俊の首を手土産に再び信長に降伏を請いました。しかし許されるはずもなく信長の命で自害させられます。こんな人物を朝倉勢の指揮官にせざるを得ないんですから、朝倉家の人材不足は深刻ですね。

 

【前波吉継】

 朝倉家重臣筆頭。朝倉家最後の戦いで一族の景鏡は病気を理由にしましたが吉継はさらに酷く出陣を公然と拒否します。そればかりか織田軍にさっさと寝返り越前の案内役をするという厚顔無恥さでした。滅亡後、景鏡と共に越前守護代として越前支配を任されますが、同じ降伏組の富田長繁を重用しなかったため恨みを買い、一向一揆を起こされます。富田長繁率いる一揆勢に一乗谷を攻められ逃亡を図るも失敗。一揆勢に捕らえられ処刑されました。

 

【富田長繁】

 裏切り者揃いの朝倉家中でも極めつけの人物でしょう。朝倉家滅亡後府中領主に任じられますが、守護代になった前波吉継(桂田長俊と改名)との待遇の差に不満を抱き加賀の一向一揆を引き入れました。一揆は成功し一時は越前を支配しますが、今度は一揆内での地位に不満を抱きます。一揆内で主導権を奪おうと画策しますが、合戦中に仲間の小林吉隆に裏切られ背後から鉄砲で射殺されました。これも裏切り者の末路にふさわしい最期だと言えます。

 

【山崎吉家】

 NHK大河では榎木孝明さんが演じていますね。裏切り者揃いの朝倉家では比較的ましな人物です。天正元年(1570年)信長の越前攻めで退却する朝倉軍本隊を守るため殿を務めました。そこで衆寡敵せず戦死。意地悪な見方をすると裏切る時間的余裕がなかったとも言えます。酷な見方でしょうが…。

 

 こうしてみると朝倉家には碌な人物がいませんね。滅亡する家はこういうものなのでしょう。

2020年10月10日 (土)

書評『米軍と人民解放軍』(布施哲著 講談社現代新書)

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 2014年とちょっと古いですが近い将来起こるであろうアメリカを中心とした自由主義連合とシナを中心とし南北朝鮮やごく一部が加わるであろう独裁社会主義勢力との間の戦争をシミュレートした本です。ランド研究所などアメリカの軍事系シンクタンクへの取材、日米軍関係者への取材をもとにし将来起こるであろう戦争を詳細に記しています。

 同書によると、実力で米軍に敵わないシナ人民解放軍はまずサイバー攻撃で一時的に日米のレーダー網、指揮中枢を一斉攻撃し動けない間に台湾を電撃的に占領、対艦弾道ミサイルなどを使い米空母打撃群の接近阻止、台湾上空、沖縄空域での航空優勢を維持し日米の出血を強いる戦術を取るそうです。

 極東海域に進出した米3個空母打撃群のうち2個がシナ潜水艦や機雷にやられ戦闘離脱、シナ空軍は戦争初期に211機の軍用機を失うものの台湾空軍と支援に向かった米空軍合計で147機失うというシミュレーションでした。日本もシナの巡航ミサイルの波状攻撃を受け地上撃破も含み全作戦機の7割を失うという壊滅的打撃を受けます。衝撃的数字でした。

 ただ数値の間違いがあり、F-35の実力を過小評価している面もあり全面的に信頼はできないと感じました。同書の想定では戦争勃発前シナ潜水艦が東京湾入り口やマラッカ海峡に潜伏し米空母打撃群の通過を待ち伏せし攻撃するというものですが、まずシナ潜水艦はまともに出撃できないと思います。宮古海峡などチョークポイントには海上自衛隊の通常動力型潜水艦が待ち伏せしてますし米攻撃型原潜は常時海南島から出撃するシナ潜水艦を追尾しています。SOSUSなどの海底音響監視システムはサイバー攻撃で一時使用不能になるかもしれませんが、シナ潜水艦が第一列島線から出るのは至難の業だと考えます。

 またシナ潜水艦が機雷で台湾の軍港や日本の佐世保、横須賀などの重要軍港を使用不能にするという想定も、逆に日米側がシナの港を機雷封鎖するほうが先だと思います。アメリカには魚雷射出型機雷のキャプター機雷とその後継機雷(詳細不明)がありますし、日本もわざわざ潜水艦でばら撒かなくても済む自走式機雷を保有しています。これらの情報は最高軍事機密なので詳細が分かりませんが、一説ではかなりの高性能で有事になったら猛威を振るうと考えられています。インターネットの討論でも海自OBは存在はほのめかすものの詳細を語らないため対シナ戦の切り札と考えているのだろうと想像します。

 シナは経済的中心地が沿岸部に集中するという地政学的に致命的な弱点があります。日米が上海や天津など重要港湾に機雷を敷設したと宣言するだけでシナの海上物流は止まると思います。一隻か二隻触雷して沈没したら効果抜群です。シナ海軍が日本のシーレーンを脅かすという想定も、シナのシーレーンと被るため逆に日米海軍が封鎖すると思います。日米豪印のクアッド同盟が何よりも心強い。

 ですから本書の想定は最悪の場合こうなるという認識で良いと思います。米軍が予算獲得のためにわざと大袈裟な想定をしているという疑いがなくもないですが、日本の国防を真剣に考えている方に一読をお勧めします。ただし兵器のスペックなど数値関係は信用しないでください。作者が疎いのかちょくちょく間違いがあります。例えばロサンゼルス級攻撃型原潜の作戦深度750mなど。米海軍は戦術潜水艦に待ち伏せ攻撃を想定していないためそこまで深く潜る必要性がありません。軍事機密ですから詳細は分かりませんが、ロス級の作戦深度は457m、圧壊深度で550mだと言われています。750mだとシーウルフ級並ですよ。コストパフォーマンスが悪すぎる。シーウルフ級は余りにも高性能を追及したため建造費が高騰し3隻で建造打ち切りになりました。その反省からコストパフォーマンスに優れるバージニア級の建造が始まったんです。

 

 私の感想は、数値的な間違いは置いておいてなかなか面白く考えさせられる本でした。

2020年10月 8日 (木)

韓国よ、原潜が欲しかったらシナに頼るしかないぞwww

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【米国拒否】原潜の燃料供給要請に米国が難色か 韓国大統領府「確認に応じない」米国は核不拡散の原則を挙げ要請を受け入れず

 

 韓国が原子力潜水艦建造を宣言した時核燃料はどうする気だろうかと思ったんですが、やはり捕らぬ狸の皮算用だったようですね。韓国の場合、こういう見通しの甘さがしょっちゅうあります。たとえばF-35を買うからアメリカはAESAレーダーなどの核心技術をただでくれるはずとか、アメリカと韓国は血盟だから軍事衛星の技術をただでくれるはずなど少しでも常識があればあり得ない希望的観測をしがちです。

 まずいくら米韓同盟があろうとアメリカが韓国に核心技術をただで渡すはずがない。アメリカも自国の国益に沿って動いているわけで、何のメリットもないのにはいそうですかと技術を渡せば有権者が怒りますよ。そもそも韓国は北朝鮮と戦争中で今は休戦しているだけという現実をどう考えているのか?誰が考えても不必要な空母、潜水艦は日本を仮想敵国にしているだけでしょう。アメリカにとって極東アジアで最重要同盟国は日本。韓国は日本を守るための防波堤に過ぎない。対シナ戦争を覚悟したアメリカはその橋頭保であり戦力投射の根拠地たる日本を手放すはずがない。横須賀はアメリカ本土以外で唯一まともな補修ができる最重要軍港です。嘉手納は同じく最重要空軍基地だし、岩国は海軍・海兵隊の最重要根拠地。

 その日本に対し攻撃を仕掛ける可能性がある韓国にいつまでも甘い顔を見せると思ったら大間違いですよ。韓国はもっと現実を見なきゃダメ。いや現実認識能力がないからアジアのバランサーとか寝とぼけたことを言えるんでしょうけど(苦笑)。F-35にしても重整備はどうする気なんでしょうね。アジア太平洋の重整備拠点は日本の三菱重工業かオーストラリアしかありませんよ。三菱重工を戦犯企業などとほざいているんだから当然日本での重整備は拒否するんでしょうね?オーストラリアかアメリカ本土まで莫大なコストを払って行ってくださいな。

 近場でメンテナンスできないと戦力としてまともな運用はできないぞ。通常動力型潜水艦ですら満足に動かせないのに原子力潜水艦だ?臍で茶沸かすわ。すでに日米豪印は対シナ包囲網であるクワッド同盟を動かし始めましたよ。これに参加するかどうかが踏み絵です。ニュージーランド、台湾は当然入るだろうしベトナムの参加も噂されてます。にもかかわらず韓国は「クワッド構想は良いアイデアではない。いたずらにシナを刺激するのは良くない」などと寝とぼけたことを未だに言ってますな。ここまで国際情勢を読めないと逆に哀れです。

 まあ核燃料確保の見通し無しの原子力潜水艦建造、いったいどういう末路を辿るのか楽しみでなりません。空母もまともな艦載機あるのか疑問ですね。F-35Bをアメリカが売ってくれると思っているんでしょうか?今あるF-35Aですらアメリカがメンテナンス用の部品を売ってくれないと数年でスクラップですよ。国防を真面目に考えるならありえない選択ばかりしている韓国。滅亡は時間の問題なんでしょう。李朝末期もこんな体たらくだったんでしょうね。民族のレベルは一朝一夕では向上しないという事なのか?日本も他人事じゃありませんよ。韓国を反面教師としていい加減平和ボケを治さないと激動する世界情勢で沈没しかねません。

 対シナの第3次世界大戦になるか、クワッド同盟がうまくいって新冷戦となり経済的にシナを破綻させるかの二者択一だと見ています。どちらにしろ日本政府と国民の覚悟が問われています。皆さんは韓国を笑うだけではなく、日本の未来を真剣に考えておられることでしょう。

2020年10月 5日 (月)

在韓米軍撤退は決定事項だから日韓歴史問題解決は目の前ですね♪

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最高裁の判断は、韓国では国際法よりも重要 日韓歴史問題解決の切り札は在韓米軍撤退

 


 10月6日に予定されている日米豪印の4か国外相会合。安倍前総理が提唱しトランプ大統領が推進している対シナ包囲網であるクアッド同盟構想の一環です。その第一歩が動き出しました。ゆくゆくはこれをアジア太平洋版NATOに発展させようとしています。アメリカのポンペイオ国務長官の来日は決まっていたんですが、そのついでに韓国に立ち寄るという話はトランプ大統領の新型コロナウイルス発症で中止になりました。いや、もともと訪韓の予定はなく韓国が勝手に願望を垂れ流していただけという説もあります。

 韓国政府首脳に少しでも先を読める人間がいたらクアッド構想から外れたらレッドチーム入り一直線だと気づくはずですが、そんなまともな人間は一人もいないか、もしくは気付いていながら北朝鮮やシナの仲間入りをするためにあえてクアッド構想に参加したくない者ばかりのようです。

 クアッド構想は日米豪印を基軸として台湾が入るのは確実視されています。ニュージーランドの参加は間違いなく、加えてベトナム、シンガポールも参加すると言われ、これに加わらなければ自動的にシナ陣営であるレッドチームに入るという代物です。いわば自由民主主義陣営に残るかどうかの踏み絵になります。

 にもかかわらず韓国の康京和外相はクアッド構想に「良いアイデアではない。韓国がこれに加わることはない」と空気が読めなさすぎる発言をしました。おそらく文在寅政権全体がこの程度の認識なのでしょう。日米豪印としてもいつ裏切るか信用できない韓国の参加はお断りです。事前に呼ばれなかったのはそういう事。韓国がどういう選択をしようと勝手ですが、それは米韓同盟破棄、在韓米軍撤退につながる亡国の道です。すでにアメリカでは在韓米軍を撤退させ台湾に駐留する案が出ており、もちろん台湾も大賛成です。これに危機感を持ったシナ共産党政権が、もし台湾に米軍が駐留したら戦争だと脅しています。やれるものならやって見ろと言いたいですな。

 今まで韓国を日本が甘やかしてきたのは共産主義への防波堤の役割があったから。ところが文在寅政権は北朝鮮の工作員疑惑もあるほど共産主義、社会主義のシンパです。アメリカは日韓慰安婦合意の一方的破棄、GSOMIA破棄発言あたりから韓国に対する信用を完全に無くしたようです。もともと信頼性はなかったと思いますが、あれが決定打になった。日本が韓国に毅然たる態度を取るようになったのもアメリカの姿勢を見たからでしょう。

 ですからクアッド構想から除外された韓国はレッドチームに晴れて参加できます。良かったですな♪日本も韓国という悪因縁からようやく解放されます。断交ですから日韓問題は自然と解決です。あとは時間が解決する(=韓国の自然消滅)か、それとも力ずくで解決(=戦争)しかありません。日本だけでなく外国資本も韓国から総撤退していると言われますが、韓国は危機感が無いのかね?サムスンも本社をアメリカに移さない限り潰されますよ。移転してやっていけるかどうかは知らん。在韓米軍撤退は同時に西側資本の韓国からの総撤退を意味します。信用できないレッドチームで商売するのは有害無益ですからね。韓国経済は死滅するでしょう。

 歴史は大きく動いています。改めて第2次大戦以降世界の流れを決定付けた安倍前総理のアジア太平洋セキュリティダイヤモンド構想は凄かったんだなと思います。これがクアッド同盟構想に発展しいずれはアジア太平洋版NATOになるんですからね。世界の流れから取り残された韓国は滅亡です。

 トランプ大統領の新型コロナウイルスからの回復次第ですが、新冷戦でレッドチームが経済的に潰されるか、それともシナが我慢できなくなって戦争で滅びるか二者択一でしょう。国際情勢の流れが読めない韓国の末路が楽しみでなりません。皆さんは国際情勢の動き、どのように見られますか?

2020年10月 3日 (土)

アルメニア・アゼルバイジャン戦争雑感

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 誰も興味ないでしょうが、アルメニアとアゼルバイジャンの紛争勃発以来ずっとこの戦争とその背景を調べています。ですから興味のない方はスルーしてください。

 アルメニアが実効支配するアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ自治州の奪還を目指して始まった今回のアルメニア・アゼルバイジャン戦争。同地区はアルメニア人が多く住み、昔から両国の間で領土紛争が絶えない地域でした。ところがソ連成立時、同自治州をアゼルバイジャン領にするという裁定が下ったためアルメニア人は恨みます。ソ連崩壊後の1990年代アルメニアがアゼルバイジャン領に侵攻する形でナゴルノ・カラバフ戦争が起こりました。この戦争で約3万人が死亡し100万人が避難したそうです。アルメニアが同地区を実効支配し現在に至るわけですが、アルメニア人が多いとは言ってもアゼルバイジャン人も住んでいたわけで、はっきりとは分かりませんがアルメニアによるアゼルバイジャン人の民族浄化が行われたのではないかとも言われています。

 ですからアゼルバイジャン側は、奪われた領土を奪還する機会を虎視眈々と狙っていたのです。イスラム教のアゼルバイジャンにはトルコが付き、アルメニア教会のアルメニアには同じキリスト教のロシアが背後にいます。ただ解せないのはアゼルバイジャンはイスラム教徒とはいえシーア派、スンニ派の巨頭であるトルコはどうして支援しているのか?バクーの石油利権だとしか思えません。同じシーア派のイランは何故かロシアと組みアルメニアを後押ししているようで、ぐちゃぐちゃになっています。敵の敵は味方という発想なのでしょう。

 戦争に関しても疑問があります。アルメニアとロシアの間には、南オセチア紛争で対立したばかりのグルジア(ジョージア)があり、現代戦の要であるロシアからの補給路は使えません。グルジアが通過を認めるはずがないからです。ということは、イランルートしかなく、この事実が発覚したら重大な国際問題になります。

 一方、アゼルバイジャンとトルコの間にもアルメニアがあるため補給路は使えません。空輸にも限度があります。一説ではアゼルバイジャンで両国が軍事演習し、トルコ軍が使用した兵器をそのまま現地に置いてきたという話もあり、だとしたら相当前から計画されたものだったんでしょう。一応、アゼルバイジャンの飛び地であるナヒチェヴァン自治共和国とトルコは幹線道路一本でかろうじて通じていますが、そもそもナヒチェバンはイランの庇護下にあるためアルメニアがおいそれとは手出しできないそうです。ですから同地域にトルコが兵器を持ちこんでもアゼルバジャン本国に運ぶにはイラン領を通るか空輸しかないため、補給が厳しいのはアルメニアと同様です。

 複雑なのはイラン北部にもアゼルバイジャン人が1000万人以上住んでいると言われ、アゼルバイジャンが余りにも力を持ちすぎるとイラン領内のアゼルバイジャン人が本国と統合を言い出しかねないためイラン政府は警戒しています。このため、宗教の対立を超えアルメニアに肩入れしているそうです。同じイスラム教徒とはいえ不倶戴天の敵であるはずのトルコとアゼルバイジャンの協力ですが、これは宗教というよりトルコ系民族として汎トルコ主義の連帯を意識しているという声もあります。

 このあたりクルド人と状況が似ていますね。このようにアルメニア・アゼルバイジャン戦争は民族対立、宗教対立、経済対立、周辺諸国とのパワーバランスなど様々な要素が複雑に絡み合っているため一朝一夕で解決できるはずがありません。戦争の行方がどうなるのか、ロシアとイランの動きはどうかなど不確定要素が余りにも多すぎます。

 もしロシアが本格介入したらトルコとの全面戦争にもなりかねませんし、イランがロシアのアルメニア軍事援助に加担していることが発覚したら重大な国際問題になります。この戦争、本当に目が離せなくなりました。

 

 

追伸:

 両軍の兵站について考えてみました。発覚したら重大な国際問題になるとはいえイランルートが使えるアルメニアは兵站に関しては問題ないと言えます。一方、アゼルバイジャンですが、陸路でトルコから飛び地のナヒチェヴァン自治共和国までは軍需物資を運び込めるとして、イランが通過を認めないでしょうからアゼルバイジャン本国には空路しかありません。アメリカ陸軍機甲師団の1日物資消費量は最低でも3000トン必要です。アゼルバイジャン軍はここまでは機械化されてないでしょうから、一応1個師団(約2万人)の1日物資消費量を1000トンとしましょう。アゼルバイジャン陸軍は10万3千人で、空軍もいますから全体で12万人くらいでしょうか。師団換算で6個師団分、1日物資消費量は6000トン要ります。

 アゼルバイジャン空軍の輸送機は40トン搭載できるIL-76を保有していますがわずか3機。その他の輸送機合わせても10機もいません。これでは到底兵站を維持できません。トルコ空軍も37トン積めるエアバスA400がありますがわずか10機。他にロッキードC-130なども保有していますが、到底数が足りません。約20トン積めるC-130で換算してもアゼルバイジャン軍1日の兵站を維持するには300機必要でとても現実的ではありません。加えて輸送機の航空燃料も莫大ですからトルコがそこまで意地になってアゼルバイジャンを助けられるかどうか?

 一番良いのはアゼルバイジャン軍が補給の尽きるまえにアルメニア領南部を占領して飛び地のナヒチェヴァン自治共和国との間を打通することですが、山岳地帯は防御側に有利でアルメニア側も当然予想しているでしょうから難しいと思います。

 となると補給が続く間にアゼルバイジャン軍がナゴルノ・カラバフ地区の要地を占領できるかどうかが勝敗のカギになりそうです。長引けば長引くほどアルメニア有利になります。ただアルメニアのアキレス腱はイランルートが発覚した時です。国連制裁を受けているイラン、イランルートを利用しているロシアに対する国際非難は避けられません。下手したら第3次世界大戦のきっかけになるかもしれません。グルジアが敵の敵は味方理論でトルコ・アゼルバイジャン側に付くかもしれませんし、これまでロシアに押さえ込まれていたチェチェン人が再び蜂起するかもしれません。

 今書いていて思い出したんですが、アゼルバイジャンにはカスピ海ルートがありました!トルクメニスタンが汎トルコ主義に同調し支援に乗り出すと、海路を使えますからアゼルバイジャン側に有利になります。というかすでにこのルートは開拓済みかもしれません。でないと戦争に踏み切れないでしょうから。

 国際情勢はまさに複雑怪奇。皆さんのご意見をお聞かせください。

2020年10月 1日 (木)

アルメニア・アゼルバイジャン戦争(統合版)

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※ この記事は鳳山雑記帳アメブロ版にあげた記事2本を統合しました。

 

 

【大規模戦闘】アゼルバイジャンとアルメニア、紛争地めぐり

 黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス地方。私の理解ではカスピ海に面しバクーという大油田地帯を持っているのがアゼルバイジャン、古代オリエントで最初の世界帝国アッシリアを苦しめた剽悍な山岳民族ウラルトゥの故地にある内陸国がアルメニアでした。そのくらいの薄い知識しかなかったんですが、地図を見てみるとアゼルバイジャンの飛び地がアルメニアの西に在り、そのナヒチェヴァン自治共和国は本国の援助を受けられないため厳しい立場になっています。これに加え、アゼルバイジャン西部、アルメニア国境に近い山岳地帯ナゴルノ・カラバフ地区もアルメニア人が多く住むため両国の紛争になり、現在はアルメニア軍が侵攻、実効支配しているそうです。

 これを見ると戦争になるのも当然に見えますね。アゼルバイジャンはイスラム教、アルメニアはアルメニア教会でキリスト教、宗教対立もあるようです。ナヒチェヴァン自治共和国もイスラム教なのでアゼルバイジャンの飛び地になったのでしょう。

 アルメニアはロシアの全面バックアップを受けているため、劣勢のアゼルバイジャンは同じイスラム教国のトルコに援助を求め、今回の紛争でもトルコ製の無人機が大活躍しているそうです。アゼルバイジャン政府は今回の紛争を偶発的な衝突と発表していますが、実態を見てみると奪われた領土を奪回するために用意周到に準備していたように見えます。さながらロシアとトルコの代理戦争のようになっていますね。

 ロシアとトルコは急接近したかと思えば、シリア内戦で対立したり本当に分かりません。現地の人しか分からない複雑な理由があるんでしょうね。9月28日アゼルバイジャン議会がアルメニアに宣戦布告したそうですから、この戦争は長引きますよ。領土問題、宗教対立が絡んでいますからね。しかも主戦場は山岳地帯のナゴルノ・カラバフ地区。

 平和ボケの日本人は、戦争は駄目、平和が一番などと寝とぼけたことを言いがちですが、ここまで深刻な対立があると戦争に訴えるしかないんでしょうね。コーカサス地方は歴史的にも私の好きな地方なので、何とか解決して欲しいと願っています。現実的には厳しいでしょうが…。

 

 

 

 

【軍事衝突】アルメニアとアゼルバイジャン、死者95人に 停戦呼び掛けも戦闘続く

 アルメニア人が多く住むアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ自治区の支配権をめぐる両国の紛争、アゼルバイジャンを全面支援するトルコのエルドアン首相がアルメニアに対し実効支配しているナゴルノ・カラバフ地区からの撤退を要求したそうです。未確認情報ながらトルコ空軍のF-16C/D戦闘機がすでにアゼルバイジャンに派遣され実戦に参加しているという報道もありますし、アルメニア軍は領空侵犯したF-16C/D戦闘機を撃墜したと発表しています。これに対しアゼルバイジャン側は「わが軍はF-16戦闘機を保有していない」などと木で鼻を括ったような発表をしたそうです。

 この状況を見ると、アゼルバイジャン側が発表した偶発的衝突が真っ赤な嘘だと分かります。アルメニアに実効支配されたナゴルノ・カラバフ自治区奪回を目論んで用意周到に準備していたのでしょう。歴史を調べてみると、もともとアルメニア人が多く住むナゴルノ・カラバフ地区をソ連が無理やりアゼルバイジャン領に組み込んだのが発端だそうですから根が深いです。両国の対立は行きつくところまで行きつきそうですね。

 アゼルバイジャンの人口は1000万人、対してアルメニアは人口300万人。にもかかわらずアルメニアがこれまで優勢だったのはロシアの支援を受けていたからです。ロシア軍がアルメニア領内に駐屯しており、トルコが余りにアゼルバイジャンに肩入れしすぎるとロシア軍との衝突もあり得ます。危険ですね。

 アルメニアは「もしトルコがF-16を派遣したら短距離弾道ミサイルのミサイルイスカンデルで対抗する」と宣言しているそうですが、アゼルバイジャン側も射程400㎞のイスラエル製準弾道ミサイルLORAを持っていると言われ脅しになるかどうか分かりません。イスカンデルの射程も400㎞~500㎞ですから互角でしょう。

 あくまでwiki情報なので当てになりませんが、アルメニア軍は旧式のMiG-25数機以外はSu-25など攻撃機のみでまともな空軍力を持っていませんから、MiG-29 49機、MiG-25 30機、MiG-21 21機、Su-24 19機、Su-25 39機など圧倒的な空軍力を持つアゼルバイジャン軍がなぜ今まで劣勢だったのか理解に苦しみます。ロシア軍が介入していたとしか思えません。これに加えて西側最良のマルチロール戦闘機の一つであるF-16C/Dまで加わるとアルメニア軍単体では太刀打ちできないでしょう。間違いなくロシア軍が本格介入してくると思います。

 今のところロシアは戦争拡大を望んでおらず停戦に向けて動き出しているようですが、アルメニア、アゼルバイジャン双方とも相手に対する憎しみが激しいそうですからなかなか成功していないようです。トルコとしてもアゼルバイジャンのバクーから自国に至る石油パイプラインの問題がありますから、簡単にアゼルバイジャンを手放すことはないでしょう。死活問題ですからね。

 極東有事が先かと思っていたら、コーカサスで戦争が始まり驚いています。ただ私が知らなかっただけで昔から紛争の火種が残っていたようで時間の問題だったのでしょう。日本人は他人事のように見るかもしれませんが、両国のすぐ南はイラン、そして中東。ここも米ロが介入していますからどう転ぶか分かりませんよ。日本は中東に石油を頼り切っていますから注視する必要があります。

 2020年は新型コロナ騒動に始まり本当に激動の年になりそうです。

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