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2020年12月24日 (木)

12式地対艦誘導弾の長射程化とファミリー化

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 この前時事問題で記事に書いた12式地対艦誘導弾の長射程化に関し、最近自衛隊は12式地対艦誘導弾から発展したスタンドオフミサイルをファミリー化し艦船発射型、潜水艦発射型も開発する予定だという地方新聞の記事を読みました。おそらく共同通信からの配信記事だとは思いますが、ファミリー化の話は12式のベースとなったASM-1のころから聞いていたのでようやく政府が本腰を入れ始めたかというのが正直な感想です。

 そこで12式を長射程化し艦船発射型を作った場合、自衛隊護衛艦のMk.41VLS(垂直発射システム)に入るのか気になり、調べてみました。常識的にトマホークが入るんだから入るだろうと思っていたんですが、やはりその通りでした。ただ、スタンダードSM-2やSM-3が入る最も大型のストライクレングスじゃないと入りきれないかもしれません。というのは射程を伸ばすには単純に燃料(推進剤)を増やすしかなく、ミサイルそのものの長さが長くなるからです。

 対艦ミサイルのハープーンから発展したスタンドオフミサイルのLRASMもおそらく全長5m以上になるはず。12式ですでに5mですから直径を太くしない限り6m以内に収まりきれない可能性もあります。そして直径を太くしたら12式と言えるのか?という問題も出てきます。私の考えは全く素人考えなんで、ほかの手段でそれほど長くしないで済むかもしれません。

 計画されている12式地対艦誘導弾の長射程化は900㎞以上だと言われます、果たしてサイズ的にはどうか気になります。素直にトマホークを導入した方が早い気がするのは私だけでしょうか?まあ国産のスタンドオフミサイルを持つという国防上の意義は大きいと思いますがね。

 

追伸:

 スタンドオフミサイル化し地上目標を攻撃する場合、弾頭重量は最低でも1000ポンド(454㎏、昔の日本でいう500㎏爆弾)くらいないと、ガダルカナル戦の九二式十糎加農砲みたいに威力不足で「ピストル・ピート」と馬鹿にされることになると思います。という事はトマホーク並みに直径を53㎝にするしかないのか?政府自民党と自衛隊の覚悟次第と言えるでしょうね。日本を守るためなら何でもしてほしいと強く願います。

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