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2021年10月10日 (日)

藤原四家の子孫たち

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 最近、一部の歴史系YOUTUBEで話題になっていた中公新書の『藤原仲麻呂』『刀伊の入寇』『中先代の乱』を買いました。時代ごとに読んでいこうと思い、現在『藤原仲麻呂』を読み始めています。若いころは一気に読了できたんですが、最近は寝る前に読むためなかなか進みません(苦笑)。昔は文庫本の小説なら2時間くらいで読めたんですがね(嘆)。

 それはともかく、藤原仲麻呂と言えば藤原四家のうち長男武智麻呂(むちまろ)から始まる藤原南家の人物です。藤原四家は高校日本史で習ったはずなので知らない人は居ないと思いますが一応説明すると、藤原氏の始祖藤原鎌足の子不比等の4人の子供から始まる家系です。不比等も父鎌足に劣らぬ権勢を誇った政治家で娘光明子を聖武天皇の皇后に送り込み、正二位右大臣になりました。当時は皇族が高位高官になるのが常でしたので人臣では異例の出世だったそうです。

 その不比等の息子たちも父の七光りで出世しました。長男武智麻呂(南家)正一位左大臣、次男房前(ふささき 北家)正三位参議、三男宇合(うまかい 式家)正三位参議・大宰府帥、四男麻呂(京家)従三位参議など高位に昇ります。当時は官職の数が少なく、そのうちの多くを皇族が占めていたので四兄弟は父不比等の死後も朝廷を牛耳りました。これを藤原四子政権と呼びます。729年から737年まで続きました。

 ところが四兄弟は奈良時代天平年間の735年から739年にかけて日本全土で蔓延した天然痘で相次いで亡くなります。一説ではこの疫病で日本人口の3割から4割が失われたそうですから恐ろしいです。藤原仲麻呂は武智麻呂の次男で、叔母光明皇后の引き立てで大出世し正一位太師(太政大臣)になりますが、聖武天皇と光明皇后の娘孝謙天皇(譲位して上皇となる)と対立し、764年反乱を起こして敗死しました。仲麻呂に関しては娘東子(とうし あずまこ)も含めて記事にするかもしれません。

 藤原北家は後に道長、頼通を輩出し権勢を誇り、その子孫も近衛、鷹司、一条、二条、九条の五摂家を形成するなど近世まで続きますが、他の南家、式家、京家はどうなったのか気になりました。

 

【藤原南家】

 武智麻呂の長男豊成は従一位右大臣で62歳で没。次男仲麻呂敗死、三男乙麻呂の子孫は地方に下り平将門の乱のとき鎮圧に活躍した藤原為憲も乙麻呂の後裔です。ちなみに為憲は平将門、伊勢平氏の祖平貞盛とは従兄弟になります。為憲の家系からは工藤氏が出ました。工藤氏嫡流は鎌倉時代以降あまり振るわなくなりますが、庶流の伊東氏(日向飫肥五万石)、相良氏(肥後人吉二万二千石)が江戸大名として続きますので、堂上貴族としては消えましたが武士として繁栄し成功した一族だったと言えます。安芸吉川氏もそうですが、これは毛利元就に息子吉川元春を養子で送り込まれ乗っ取られているので男系子孫とは言えません。

 あと、武智麻呂の四男巨勢麻呂の子孫からは平安末期権勢を誇った藤原信西入道を出しています。

 

【藤原式家】

 宇合の長男広嗣は九州で反乱を起こし敗死。ただ宇合の次男良継は内大臣、四男田麻呂は右大臣になっています。平安時代藤原北家が台頭すると勢力が振るわなくなり没落。三男清成の孫藤原薬子が乱を起こしたのも現状に不満があったのかもしれません。薬子の場合は平城上皇、嵯峨天皇兄弟の権力争いに巻き込まれただけという見方もありますが。その後は学問で朝廷に仕える下級貴族となって続きました。

 

【藤原京家】

 こちらも北家の台頭で窓際に押しやられた一族です。政治の第一線には立てず和歌や学問で身を立てました。一応越後の直江氏が京家の子孫を称していますが、怪しい話です。私は勝手に称しているだけだと思いますね。織田信長の平氏と同類ですよ。

 

 式家、京家に比べると子孫から江戸大名を出した南家はまだ幸せだったのかもしれませんね。

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