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2022年5月21日 (土)

ロシア軍、ウクライナ戦場にBMP-Tテルミナートル投入か?

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【国際】露軍が秘密兵器「BMPT-72 ターミネーターⅡ」をドンバスに投入か 自軍戦車の壊滅状況受け

 BMP-Tテルミナートル(英語読み:ターミネーター)、私はよく知らなかったんですがググってみるとチェチェン紛争の戦訓から開発された車両みたいですね。現代戦では戦車単独で突っ込むと敵歩兵の携帯対戦車兵器の高性能化で大きな被害を出します。ふつうは随伴歩兵が味方戦車を攻撃しようとする敵歩兵を排除するのですが、チェチェン独立勢力は巧妙にも随伴歩兵を優先的に排除しその後遮蔽物を利用しRPGでロシア軍戦車を飽和攻撃しました。

 この戦術は市街戦では大きな効果を上げロシア軍戦車が数多く破壊されます。チェチェン独立軍のゲリラ攻撃に悩まされたロシア軍は、敵歩兵排除を主目的とし戦車部隊に随伴する装甲車両の必要性を感じました。そこで開発されたのがBMP-Tだそうです。

 BMP-Tテルミナートルの車体はT-72。主武装は30㎜機関砲2門。加えて対戦車ミサイル4基、30㎜自動擲弾発射器2基。赤外線センサーや最新の火器管制装置を有し、3000m先の敵兵も感知して攻撃できるそうです。戦車は強力ですが死角が多く、それを補う役目がBMP-Tに与えられました。戦車2両につきBMP-T1両の割合で配備される計画だったそうです。ところが財政難から配備数は確認されているだけなら10両未満、しかも2010年を持って調達は中止されています。

 防御力は戦車並みで、対歩兵戦闘に特化した装甲戦闘車だと言われます。今頃になってBMP-Tを投入するのはロシア軍戦車の損害が深刻なレベルに達したからなんでしょうが、そもそもBMP-Tの数が揃っていたなら最初から投入していればここまでロシア軍戦車が破壊されなかったはず。今頃数両程度投入しても焼け石に水。私は使える戦車が枯渇し始めていて、虎の子のBMP-Tを投入せざるを得なくなったと見ています。

 しかし、BMP-Tもドローン攻撃にどこまで対応できるか未知数でロシア軍自慢のT-90Mプラルィヴ(T-90にT-14アルマータで得られた技術をフィードバックさせた最新戦車)ですらあっさりとやられている現実を見ると、BMP-Tも同じ運命をたどる可能性が大です。

 ロシア軍は戦略レベルでも戦術レベルでも戦力の逐次投入という兵学上の悪手ばかりやっていますが、時機を逸したBMP-T投入もその一環なんでしょう。皆さんはBMP-Tテルミナートルをロシア軍がついに戦場に投入したというニュース、どのような感想を持たれましたか?

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