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2023年5月15日 (月)

早くもウクライナ軍で使われ始めたストームシャドウ

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前線から100km後方のロシア軍司令部で大爆発が発生、英軍から供与された長距離ミサイルが直撃した模様


 ストームシャドウは英仏が開発した航空機発射型巡航ミサイルで弾頭重量500㎏(推定、おそらく1000ポンド【454㎏】は確実、ミサイル本体の重量は1230㎏)、亜音速(マッハ0.8)で飛行し射程250㎞(これは輸出仕様で本国版の射程は600㎞)です。弾頭にはタンデムHEAT(成形炸薬弾を二段構えにした弾頭)を採用しています。

 実は旧ヤフーブログ時代、せっかくF-35を採用するのなら同時にストームシャドウも導入した方が良いという記事を書いた記憶があります。ところが今は、ストームシャドウよりは小型のノルウェー製JSMの導入は決まったし、より射程の長い(920㎞)JASSM-ERの導入も検討されています。そればかりか12式地対艦誘導弾を長射程化(1500㎞)して事実上の巡航ミサイルにする案や2000㎞以上の射程を誇るトマホークまで購入決定したので隔世の感があります。それだけ日本周辺の安全保障環境が緊迫感を増したという事なのでしょう。

 今回、イギリスがウクライナにストームシャドウの供与を発表しました。イギリスは最初にチャレンジャー2供与を決めレオパルド2やM1A2エイブラムスなど西側戦車供与の先鞭をつけましたが、今回も西側が長射程ミサイル供与するハードルを下げた格好です。
 
 とは言え、私はウクライナ空軍のロシア製MiG-29にストームシャドウ運用能力があるのか疑問でした。慣性誘導+GPS誘導で終末では画像赤外線誘導なので適合させるのはそこまで難しくはないのでしょうが、西側兵器とロシア製では規格も違うはずなので容易くは無いと感じていたんです。ところが供与発表直後にもうウクライナ軍はストームシャドウを使用し戦果を挙げています。

 これがどういうことか、私なりに考えてみました。かねてから噂されている通りウクライナ軍が使用しているMiG-29の中には、旧ワルシャワ機構軍に属していた東欧のNATO諸国からかなりの数の同機が入ってきています。それらの機体は、NATO加盟直後から西側準拠のアビオニクスに改修されアメリカや欧州のミサイル、誘導爆弾の運用能力を付与されています。はっきりとした証拠はありませんが、すでにアメリカ製の対レーダーミサイルAGM-88HARMを使っていることから、西側アビオを搭載したMiG-29はかなり早い段階からウクライナに入ってきていたのでしょう。それと同時に、ウクライナ軍が最初から保有していたMiG-29にも同様の改修がされていた可能性もあります。

 2014年、クリミア半島をロシアに不当に強奪されたときからウクライナ軍はアメリカの協力を受け、ロシア体系から西側体系に軍組織を改編していたと言われますからね。

 いつ始まるか世界中が注目しているウクライナ軍の反転攻勢ですが、すでに各地で強力な威力偵察は始まっています。一番の激戦地であるバフムートですら、ウクライナ軍はバフムートを攻撃しているロシア軍主力を外側から取り囲む形で包囲を開始したという報道もあります。バフムート外縁部のロシア兵は、警備兵程度の武装しかしていないという信じがたい情報もあるくらいです。

 平和ボケの大半の日本人はウクライナ戦争への関心が薄れてきていると思いますが、日本の国防を真剣に考えている我々としては日本の安全保障に直結するウクライナ戦争を注目し続けたいですね。

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