むらさめ型では弾道ミサイル対応は難しいでしょうね
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アデン湾で英国タンカー乗っ取り調査中の海自護衛艦「あけぼの」周辺海域に弾道ミサイル発射!
あけぼのと言えばむらさめ型護衛艦の8番艦で2002年就役。むらさめ型は汎用護衛艦では初めてVLS(垂直発射装置)を搭載したものの、対空兵装に関してはMk.41ではなく小型のMk.48を16セル装備しているため、ESSM(発展型シースパロー)をキャニスタに1発しか搭載できません。Mk.41なら1セルに4発搭載できるのでこの差は大きいと思います。
その後のたかなみ型以降はMk.41にVLSを統一したので対空能力は向上しました。対空に使える16セルのVLSのESSMの数が4倍になったわけですからね。残りの16セルはむらさめ型もたかなみ型以降もMk.41にVLA(垂直発射型アスロック)搭載なので対潜能力は同じです。対艦任務には汎用護衛艦共通で90式艦対艦誘導弾の4連装発射管を2基で8発搭載しています。
汎用護衛艦は個艦防空しかできません。対空レーダーの索敵範囲も艦隊防空できるイージスシステム搭載のミサイル護衛艦より狭いのです。ESSMも航空機や低速の巡航ミサイル等には対応できるでしょうが、マッハ10を超える弾道ミサイルに対応するのはかなり厳しいと思います。搭載するミサイルもイージスシステムと連動したスタンダードSM-3じゃないと射程が足りません。ESSMは最大射程50㎞しかありませんからね。ちなみにスタンダードSM-3は最大射程500㎞です。
今回あけぼのの近くに撃ち込まれたフーシ派の弾道ミサイルはイラン製でしょう。不幸中の幸いでイランには航行中の艦船に弾道ミサイルを命中させる技術はありません。というか世界のどの国でも難しいでしょう。マッハ6を超える極超音速ミサイルもロシアやシナは艦船に命中させられると宣っていますが、眉唾ですしね。
ただ、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで万が一命中したら沈没は免れません。非常に憂慮すべき事件だと思います。イギリスのタンカーが海賊に乗っ取られ海上自衛隊の護衛艦も米海軍駆逐艦等と共に救出に向かっていた時に弾道ミサイルを撃ち込まれたといわれ、明らかにそれを妨害する目的だったのでしょう。
これを見てもイランが日本の友好国などという主張は嘘っぱちだと分かります。フーシ派が独断でやったと自称中東専門家は言うでしょうが、フーシ派はイランの傀儡ですからね。「日本は友好国だから日本の艦船だけは攻撃するな」などとイランがフーシ派に言うわけがない。「日本もアメリカの子分だから一蓮托生で攻撃しろ」と言っているはず。
イランの中でも革命防衛隊が特に日本を含む西側諸国を敵視していると言われますね。ホルムズ海峡で日本のタンカーを攻撃したのも革命防衛隊でした。現在ガザで大騒動になっているテロ組織ハマスを訓練し武器を提供したのも革命防衛隊のコッズ部隊です。フーシ派を操っているのも革命防衛隊でしょう。
ということは、中東でいつ日本が標的になってもおかしくない。自衛隊だけでなく一般の日本人もテロの標的になりますよ。その危機感が日本政府にあるのでしょうか?日本の自称中東専門家はハマスの肩を持つ異常者集団です。伊藤俊幸元海将がネット番組で仰っていましたが、中東専門家にイラン大好きな連中が多いそうです。ということはテロ支援者ですよ。そんな連中の言うことを信じてはいけません。
今回のアデン湾弾道ミサイル着弾事件で改めて日本の中東認識を根本的に変えなければならないと思いました。皆さんは日本の護衛艦近くに弾道ミサイルが撃ち込まれた事件、どのような感想を持ちましたか?
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