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2023年11月 5日 (日)

貨物列車の最大輸送量

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 今回の記事はマニアックなので付いてこれない方が多いと思います。そいう方はスルー推奨です。

 さて、なんで貨物列車の最大輸送量を調べてみようと思ったかというと、有事の際1個師団の兵站を維持するためにどれほどの物資が必要か考えたからです。過去記事『近代船の補給』でも書きましたが、1980年代の数字だとアメリカの機甲師団の1日の必要物資量(砲弾、燃料、兵士の食料、水などすべて)は攻勢時で3000トン、防御時で3400トン必要です。現代の米軍は歩兵師団も実質機甲師団なので1日に必要物資量は攻勢時3200トン、防御時3900トンとさらに増えます。

 現代でも数値はほとんど変わらないと思います。もしかしたら若干増えているかもしれません。これに対し当時のソ連戦車師団では1日必要物資量攻勢時2150トン、防御時2300トンと米軍よりは少ないです。自動車化狙撃師団も同様。1日必要物資量攻勢時1900トン、防御時2300トンです。というのも戦時編制の米師団は2万名を超えるのに対しソ連の師団は1万5千人から1万6千人とちょっと少ないからです。ヘリの数も違いますしね。

 このように第2次世界大戦では主力だった師団はあまりにも膨大な物資を消費するため、ほとんどの国では旅団が主力となっています。師団編制が主力なのは世界一の超大国アメリカと、軍事費ではアメリカに次ぐシナ人民解放軍くらいでしょう。日本の陸上自衛隊は一応師団編制を基本としていますが、実態は甲師団で9000名、乙師団で7000名と他国の旅団程度の規模しかありません。しかも定数を満たない師団がほとんどだという絶望的状況です。いかに戦後日本が国防を軽視したかの証拠でしょうね。

 軍隊の補給ですが、海に面している所では船舶によるものが一番効率よいです。ベトナム戦争でも50万人とも言われる米軍の兵站を支えたのは船舶でした。それに次ぐのが鉄道で、一番効率悪いのが自動車輸送です。トラックは積載量が少ないうえに、トラック自体も燃料を消費するからです。これも過去記事で恐縮ですが、アフガニスタン紛争の時ソ連軍が兵站に苦しんだのは一部しか鉄道が通っておらず、山岳地帯を縫うように走っている道路網も悪路が多くアフガンゲリラの格好の攻撃の的になっていたからでした。膨大な兵站の負担がソ連崩壊の原因になったとも言われるほどです。

 この時ソ連が投入した兵力は十数万程度、このくらいでも10年も続けると負担は馬鹿にならないのでしょう。前置きが非常に長くなりましたが、本題に入ると鉄道輸送でどれくらいの物資が輸送できるか調べてみました。

 日本の場合、貨物列車の最大輸送量は650トンだそうです。これに対しアメリカの貨物列車は何と3200トンも一度に運べます。これは鉄道狭軌の問題なのかもしれません。狭軌というのは鉄道線路の幅が標準軌の1435㎜より狭いものを言います。日本の場合は1067㎜(3フィート6インチ)で、イギリスの鉄道を採用したからでした。アメリカの鉄道は標準軌の1435㎜で、この違いが輸送力の違いなんでしょうが、それにしても違いすぎます。

 3200トンだと貨物列車一編成で1個師団の1日必要物資をだいたい賄う事ができますね。日本の陸自師団が米軍の半分の必要物資量だとしても二編成必要です。これじゃ有事の際必要な場所に部隊を送り込めませんよ。もっとも本土決戦になった時点で詰んでいるのでそこまで心配することはないのかもしれません。日本の国防で一番重要なのは制海権を維持する事。それと連動して航空優勢も保つことが最優先課題なのでしょう。

 もし敵が上陸してきた場合、真っ先に狙うのは日本の鉄道網、そして高速道路でしょう。小規模な日本の師団だと鉄道輸送を止められた時点で弱体化しますからね。海に面した所だと船舶輸送が可能ですが、それには制海権を取らなければ話になりません。日本の国防上、鉄道輸送はあまり当てにならないという事です。ならば不整地でも着陸できるC-2をもっと増やせといいたいです。戦術輸送機なら戦車も運べるC-17グローブマスターが欲しいところですな♪

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