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2024年5月

2024年5月31日 (金)

陸上自衛隊次期装輪装甲車パトリアAMVのライセンス生産が決まりました。

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日本製鋼所、防衛省向け「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」の納入契約締結


 陸上自衛隊の現用96式装輪装甲車の後継として三菱重工の三菱MAVとフィンランドパトリア社のAMV XPが争い、パトリアAMVが選定されたという記事を書いた記憶があります。

 パトリアAMV XPに決まった理由は公表されていませんが、汎用性の高さ、比較的防御力が高く水上走行も可能だったのが決め手になったと個人的には思っています。

 ライセンス生産は日本製鋼所が担当するようですが、住友重機がMINIMI軽機関銃のライセンス生産で失敗したこともあるので、若干の不安は残ります。エンジンはスウェーデンのスカニアDI12ディーゼルエンジンをそのまま輸入するのか、これもライセンス生産するのか不明です。日本製鋼所は19式装輪155㎜自走榴弾砲や海自の62口径5インチ砲などの艦載砲の実績があるので火砲関係は大丈夫なんでしょうが、私は防衛産業に詳しくないので心配な面はあります。ネットを見ると装甲車両のオーバーホール事業を担当したこともあるそうなので、その点は大丈夫なのかもしれません。

 海外で多数採用実績のあるパトリアAMVに対し16式機動戦闘車の車体をベースにした三菱MAVでは分が悪かったのでしょうが、少なくともエンジンに関しては三菱は実績があるので安心だったんですがね。ともかく陸自の基本装甲車となり、機動砲や自走迫撃砲などファミリー化ができるため、今後重要な車両になるのは間違いありません。日本製鋼所がきちんと仕事をしてくれるよう祈るばかりです。

 陸自の調達予定は1000両だそうですが、それがAPC(装甲兵員輸送車)だけの数なのか、すべてのファミリー化車両を含めての数なのか分かりません。ご存じの方はご一報ください。現代の陸軍は機動性が命ですから、部隊展開の面でも機動性の面でもパトリアAMV XPは多ければ多いほど良いと思います。

 そして軍用車両は内燃機関が基本でEV(電気自動車)などありえないという事は、これを見ても分かるでしょう。有事に充電できる保証はどこにもありませんからね。敵が真っ先に攻撃する目標は発電所ですから。内燃機関なら、燃料をどこからか調達してくれば動きます。

 河野太郎が防衛大臣の時、自衛隊基地の電気化を推進したそうですが、これはシナから防衛体制を破壊しろという密命だったのかとすら疑います。河野太郎がもし総理大臣になったら、装甲車両のEV化とか自衛隊基地のオール電化などとほざき日本の防衛体制を根本から破壊しかねませんよ。奴は国賊です。

 ともかくパトリアAMV XPのライセンス生産成功と大量配備を願います。国防の基本ですから!

2024年5月29日 (水)

AWACS(早期警戒管制機)の今後

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 これも軍事研究2024年5月号(4月10日発売)からです。どうして先月号の記事を今頃書いているかというと、兵頭二十八本と同じ時期に買ったため読むのが遅くなったからです(苦笑)。昔は読書速度も速いし読書量も多かったんですが、今は年取ったせいか寝転がって気軽に読めるような兵頭本でも読了に数日から数週間程度かかってしまいます。本当に情けない限りです。

 さて本題ですが、航空評論家石川潤一さんが書いた『露A-50撃墜、AWACSは生き残れるか』という記事についてです。その前にAWACSというのは早期警戒管制機のことで、現代の航空戦には欠かせない機種です。長大なレーダー探知距離を持ち味方航空機を指揮管制して敵航空機などを撃破する司令塔の役割を果たします。似たようなものにAEW&Cがあり、これも日本では早期警戒管制機と訳されますが、違いはAWACSのほうが本格的な航空管制をできるのに対し、AEW&Cは限定的能力しか持ちません。

 ウクライナ戦争で衝撃を受けたことは数多くありますが、その中でロシア空軍のAWACSであるA-50が2024年に入って2機もウクライナ軍に撃墜された事も驚きました。A-50はアメリカのE-3セントリーや日本のE-767に比べたら若干探知距離が短いとも言われますが、それでも400㎞くらいは探知できるそうです。一説ではE-3を凌ぐ探知距離があるとも言われますが、どちらにせよウクライナ空軍戦闘機のレーダー索敵範囲外から発見し、味方戦闘機に指令を出し攻撃できることから撃墜はまず困難だろうと言われました。ウクライナ軍戦闘機の空対空ミサイルでは射程が足りませんからね。

 危険があるとしたらウクライナ軍が運用するソ連製対空ミサイルのS-400(射程350㎞)くらいで、アメリカ供与のパトリオットミサイルは射程70㎞なので撃墜は難しいと言われていました。そのS-400も開戦劈頭からのロシア軍のミサイル飽和攻撃で迎撃弾を撃ちすぎミサイルが枯渇していると見られていたのです。

 ところが撃墜困難なはずの虎の子のA-50が2機も落とされました。S-400をまだ温存していたという説、新型長距離地対空ミサイルをウクライナ軍が開発しそれを使ったという説、ドローンを使って撃墜したという説などがありはっきりしません。これを見てアメリカ軍はE-3セントリーの将来性に不安を持ったと言われます。

 そこでより安価なAEW&CであるE-7を大量採用し、同時に多数を飛ばして生存性を上げ、データリンクで対処するという方針に切り替えたそうです。E-3と同じレーダーを採用している日本のE-767はアップデートの面で有利だと従来は言われていました。E-7はアメリカが採用していないのでアップデートが順調に行われる保証がないから駄目だというのが通説だったと思います。

 ところがアメリカ軍はE-3はある程度残してもE-7を早期警戒管制の主力にしそうな感じです。となると日本の防空は困ったことになります。日本もE-7を採用するかそれに匹敵するような比較的安価なAEW&Cを開発し大量配備する必要があるかもしれません。私は素人なので分かりませんが、早期警戒機のE-2Dアドバンスドホークアイで代用できるならそれに越したことはないのですが…。

 E-3や同じシステム搭載のE-767は同時探知目標600、同時目標追尾数200で単体としての性能は抜群なんですけどね。これに対しE-7は同時探知目標180、同時対処24で劣るんですが、これは数を飛ばしてカバーする方針なんでしょう。ここにあげた情報はネットで出回っている数値で、実際の能力は軍事機密ではっきりしないという事はあらかじめお断りしておきます。

 E-3は高価なうえにパイロットと管制クルーで21名搭乗していますから万が一撃墜されるとかなり痛いですからね。A-50を撃墜されたロシアも痛恨事だと思いますよ。NATO諸国もアメリカの方針通りE-3の後継にE-7を採用するみたいなので、日本の航空自衛隊はどうする気だろうかと心配でなりません。今はドローン全盛時代で手りゅう弾程度の爆弾でも落とされたら、AWACS機体上部の円盤状のレーダーは損傷して使い物にならないそうです。

 同時探知、同時対処能力には目をつむって生存性重視が今後のAWACS、AEW&Cの流れになるんでしょうかね?

海上自衛隊は独自のF-35B部隊を保有すべき

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 軍事研究2024年5月号に載っていた軍事ライター文谷数重氏の『海自自前のF-35Bが必要な理由』という記事は非常に感銘を受けました。

 実は私、文谷氏を清谷信一氏と同様あまり高く評価しておりません。文谷氏、清谷氏に共通するのは軍事知識はあるものの最終的に外国兵器最高、自衛隊兵器駄目という謎の結論に強引に持っていくところです。清谷氏で一番呆れたのは90式戦車採用の時、74式戦車を魔改造したら十分で90式戦車は要らないという大論陣を張ったところでした。私もそこまで軍事知識はないんですが、それでも「74式戦車は油気圧サスペンションがへたってきているので限界が来ているのでは?今更74式戦車を新造するくらいなら90式のほうが主砲威力も上がっているし機動性も防御力もはるかに74式戦車より上のはず」と思いました。

 文谷氏も同様で、確か去年記事に書いたと思いますが、旧来の牽引式155㎜榴弾砲があれば19式装輪155㎜榴弾砲は要らないなどととんでもない主張をしたことで同類認定しました。ウクライナ戦争で機動力の無い牽引式のM777 155㎜榴弾砲があれほど大損害を受けているにもかかわらずですよ!米軍のM777は他国の155㎜榴弾砲よりはるかに軽いとはいえ、ヘリ輸送を前提にしている火砲です。ウクライナ軍が航空優勢を取れない現状では使い物にならないと私のような素人でも分かりますよ。現代の砲兵戦は一度射撃したら素早く配置転換しないと、敵の対砲兵レーダーで位置を特定され集中攻撃されます。だから装軌式や装輪式の自走砲が重宝されるのです。

 ほかにも数え上げたらキリがありませんが、そんな文谷氏と今回初めて意見が合いました。文谷氏の主張通り現在の運用だとF-35B部隊は空自の所属で海自のいずも型に派遣する形になっています。今は平時なので空自側も嫌々ではあっても海自に貸し出すでしょうが、有事になってくると貴重な最新鋭ステルス戦闘機であるF-35Bを素直に貸し出すだろうか?と文谷氏は疑問を呈します。私も同じ懸念を抱いていました。

 空自は航空優勢を取って敵空軍の活動を封じ込めるのが主任務。一方海自はいずも型を中心に空母打撃群を形成し敵艦隊や島嶼に上陸した敵地上部隊を叩くのが任務です。あと空母打撃群そのものの直衛も任務に加えられます。お客さんである空自のF-35B部隊が海自の運用に素直に従うかは非常に疑問です。

 いずも空母打撃群を有効に活用するには独自のF-35B部隊を保有すべきだという文谷氏の主張に私も全面的に賛同します。日本政府は軍事音痴なのでまともな部隊運用の知識がないし知ろうともしないのでしょう。こんな体たらくで日本を守れるはずありません。

 私の提案ですが、せっかく防衛費が対GDP比2%で10兆円になったんですから、空自のF-35Bはそのまま残して別途海自のF-35Bを2個飛行隊(40機前後)創設すべきだと思うんですよ。いずも型を空母に改装しても頑張って14機搭載が限度。実際は10機前後になりそうです。

 文谷氏は空母打撃群を有効活用するためにはいずも、かがを同時に運用し緊急着陸用にひゅうが型2隻も編入して、それをイージスシステム搭載のミサイル護衛艦4~5隻で守るべきだと主張しています。私も大賛成ですが、これに加えて汎用護衛艦ながら艦隊防空もできるあきづき型4隻も加えるべきだと考えています。

 米海軍の空母打撃群は原子力空母1隻に複数のミサイル駆逐艦が護衛に入る形ですが、日本の場合は複数の軽空母を運用するのですから艦隊防空用のミサイル護衛艦を10隻以上は編入したほうが良いのではないでしょうか?本気で国防を考えるなら海自独自のF-35B部隊が絶対に必要だし、有事に九州東方の太平洋に空母打撃群を遊弋させておけば、シナ海軍は第1列島線に手出しできないと思います。

 皆さんはF-35Bの海上自衛隊部隊創設、どのような感想を持たれますか?

2024年5月27日 (月)

奈良時代の税の話

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 マニアックな話で非常に恐縮なんですが、前記事で戦国時代~江戸時代の石高と年貢の話をしました。その最後に律令時代の税はどうなっているのか気になっていると書きましたが、ついでなのでちょっと調べてみました。と言ってもあくまでネット上で調べただけなので薄い内容であることはあらかじめお断りしておきます。

 皆さんも学生時代日本史で習ったと思いますが、律令制時代の税制は租庸調が基本でした。そのうち租は大化の改新以降6歳以降の良民男子に二段(たん)、女子にはその3分の2、賤民のうち官戸、公奴婢には良民と同等、それ以外の賤民は良民の3分の1の口分田を与え、収穫の3%~10%ほどを税として徴収するというものです。これを田租とも呼びました。

 租として納められた米などの収穫のうち災害時用の備蓄米(不動穀)を差し引いた残りが国衙の主要財源となります。しかし気候に左右されるため安定せず、国衙が農民に種籾として貸し付けた利子を国衙の主要財源とするようになっていきました。

 庸は正丁(せいちょう 21歳から60歳までの男性)、次丁(61歳以上の男性)に課せられた労役です。本来は京都に上って様々な労役を課していましたが、時代が下るにつれ米や布などで代用できるようになります。米の場合を庸米、布の場合を庸布と呼びました。現代で言うところの人頭税に当たります。

 調は正丁、次丁、中男(17歳から20歳の男性)に課せられた税で絹や麻などの繊維製品を納める正調が基本でした。これも代替手段として地方特産品や貨幣で納めることも認められていました。

 学生時代習ったはずなのにすっかり忘れていたので勉強になりました。防人(さきもり)は庸の一種なのか、全く別物なのか不明です。もし別だとすると庶民の負担は馬鹿にならなかったでしょう。

 墾田永年私財法で荘園が作られ始めたとき、国衙領に住んでいた農民が逃亡して荘園に逃げ込んだ理由も分かりますね。都の貴族どもは私利私欲、農民にとっても重税を避ける目的もあったのでしょう。少なくとも荘園なら庸はなさそうですからね。とはいえ、荘園に住んでいたら税負担が軽くなるという事はなく次第に農民の不満は高まったと想像します。地方の豪族が武士団化したのは横暴な荘園領主に対抗するという意味もあったのかもしれません。

 いつの時代も権力者に好き勝手に重税を課せられ苦しんでいたのは庶民でした。平安時代を平和な時代と勘違いしている人も多いと思いますが、虐げられた庶民層の不満を糾合した地方豪族が武士団化し、都の貴族どもを圧倒して武士の世の中を作ったかと思うと感慨深いものがありますね。

2024年5月25日 (土)

石高と人口

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 最近、戦国時代から江戸時代にかけての経済を考えています。俗に米一石とは人間が一年間に食べる量とされ10斗、100升を現し約180リットルだそうです。これを米の重さに換算すると140㎏から150㎏になります。これだと何だか分かりませんが、米1合の千倍になります。成人男性で1日2~3合は食べそうですから一石が人間一年間に食べる米の量というのも何となく分かります。

 米というのは保存がきく上に生活必需品ですから昔は貨幣の代わりになりました。戦国大名や江戸期大名の経済力を図る目安として石が使われたのも理解できます。江戸後期の天保年間、日本全国の総石高は3056万石あったそうです。米は主食であるとともに、それを売却し藩士の俸禄にしていましたから、藩が窮乏してくると五公五民以上の重税を課すところが多くなったそうです。過去記事で紹介した薩摩藩など一説では九公一民という考えられない重税だったと言われますが、さすがにこれは誇張が過ぎると思います。ただシラス台地で生産力の低い薩摩藩は、かなりの重税だったと想像できます。他藩なら農民一揆が起こるところ、薩摩藩は藩内各地に郷士を置き力で押さえつけていたそうです。米も満足に食べられない郷士が薩摩芋を食べながら藩内の治安を維持したかと思うと哀れを誘いますね。

 一般的に石高は人口とほぼ同じだと言われますが、温暖な西国は石高のほうが人口よりはるかに多かったと言われます。私の住む九州地方では人口のほぼ倍くらい石高があったともされますが、資料的に確認したわけではないのであくまで仮説としておきます。

 調べてみると、3000万石と言いながら、実際の米の収穫高は2200万石程度しかなかったそうです。それ以外は米に換算した畑の作物、麦や雑穀類、塩、紙などの専売品を総合したものが石高とされたと言われます。金山や銀山があるところはそれも換算したのでしょうね。もっとも主要な金銀山は幕府が支配していましたが。そのうち年貢は1200万石程度。これなら農民も何とか生きられます。米ではなく雑穀中心の生活にはなったでしょうが。

 戦国期、定められた軍役は1万石につき250人でした。所によっては300人という大名家もあったそうですが、西国の場合1万石の人口が仮に5000人とすると、人口の5%。これだと米だけで年間五千石が軍事に消費されるわけですから五公五民でもギリギリです。東国、特に寒冷な奥羽地方ならもっと負担が大きかったでしょう。農民の動員兵だと長期の戦はできないです。

 あくまで私見ですが、戦国大名として大きくなったところは米以外の収入源があったところのように思えます。島津氏や大友氏は南蛮貿易、大内氏も日明貿易、尼子氏は鉄の交易、武田氏や今川氏は金山、上杉(長尾)氏は青苧やそれを元にした越後緬の交易と直江津などの港湾収入、織田氏も津島の港湾輸入と楽市楽座による流通の利益など余裕があったから比較的長期間軍を動かせたのだと考えています。小田原の北条氏は調べたところ分からなかったんですが、米以外の収益があっただろうと想像します。

 大内氏と尼子氏が石見銀山の支配権をめぐって激しく争ったのも理解できますね。九州では貿易港の博多が大内氏、大友氏、毛利氏の争奪の的となりました。機内では堺の重要性が高かったのも分かります。近江国の大津や草津も流通の要だったのでしょう。

 米は主食であるとともに、貨幣の代替にもなる重要な作物だったんですね。江戸期や戦国期より生産量がはるかに低い律令期とかそれ以前はどうしていたのか非常に気になりました。

2024年5月23日 (木)

火国と筑紫国と豊国

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 本日の内容はまったく資料的裏付けがなく私の勝手な妄想なので与太話の類と受け取ってください。

 古代日本の九州地方、火国(ひのくに)というのは肥前国と肥後国を合わせた地域でした。同じく筑紫国(ちくしのくに)は筑前、筑後。豊国(とよのくに)は豊前、豊後です。これらは律令制時代に分割されました。

 火国というのはおそらく阿蘇山があったからでしょう。筑紫国と豊国は隣接しているのに、肥前と肥後が有明海を挟んで離れ地続きでないのは、もともと有明海を通して同じ文化圏に属していたからだと考えます。一方528年に大和朝廷に反乱を起こし筑紫君磐井の勢力範囲が筑紫国だったと思います。

 これに対し豊国ですが、豊国の産物である鉱物の丹(水銀)や植物のボケ、楠が魏志倭人伝で書かれていた邪馬台国の産物と共通することから少なくとも邪馬台国の中心地は豊国ではなかったかと考えるのです。そうなると邪馬台国宇佐説が信憑性を持ってきますよね。

 となると火国は古代の奴国(なこく)の領域だったのではないかと想像します。佐賀県にある吉野ケ里遺跡はもしかしたら奴国の首都ではなかったかとも思います。あるいは、現在の熊本県菊池地方は古代狗奴国の中心地だったとも言われます。これに対し奴国は現在の福岡平野にあったという説があります。

 どういうことか考えたんですが、一説では狗奴国の狗は大きいという意味だそうです。奴国が福岡平野に存在した場合、狗奴国が本国で、奴国はその出先機関かあるいは狗奴国から移民してできた国だったのではないかと考えます。

 豊国がかつての邪馬台国の中心地、火国が古代狗奴国あるいは奴国だとすれば、筑紫国の位置づけが気になります。大陸からの玄関口にあたるのが筑紫国ですから、古代から先進地帯だったはず。邪馬台国が強力な間は邪馬台国連合に属していたのかもしれませんが、大和朝廷が九州に支配を及ぼしてきたとき、筑紫国の支配者であった筑紫君はそれに協力し特別な地位を得たのかもしれません。火君、豊君が没落していった後も筑紫君は勢力を保ち528年、大和朝廷の半島政策に反抗して新羅と組み反乱を起こしたのでしょう。

 新羅が筑紫君と結んだという事は、向こうも筑紫国が大和朝廷と対抗できる勢力だと認めたからでしょう。筑紫君磐井の墓だといわれる福岡県八女市の岩戸山古墳を見に行ったことがありますが、古墳総長が170m(墳丘長135m)もありかなり巨大でした。磐井の勢力の強さが実感できましたよ。

 ただ、それが前方後円墳だったという事は筑紫君も大和朝廷の勢力を認めていたという証拠にもなると思います。あくまで同格だと思っていたり、対抗心が強かったら大和朝廷とのつながりを示す前方後円墳を作るはずがありませんから。これは関東で大きな勢力を誇った毛野君(けぬのきみ)にも言えます。ちなみに毛野君の勢力範囲は上野国(現在の群馬県)と下野国(現在の栃木県)ですからかなり巨大な勢力だったのでしょう。

 江戸時代初期の各国の石高を見ると、肥前・肥後で100万石強、筑前・筑後で80万石強、豊前・豊後で70万石強ですからかなりの大国だったことは間違いありません。古代には生産力はそこまでなかったと思いますが、この比率は全国変わらなかったでしょうから大和朝廷も筑紫君磐井の反乱鎮圧に手を焼いたことでしょう。

 ちなみに火国である肥前・肥後には岩戸山古墳ほどの巨大古墳はありません。ただ調べてみると火国の領域のうち熊本県の岩原(いわばる)古墳群の岩原双子塚古墳で墳丘長107m、佐賀県の船塚古墳で墳丘長114mが存在します。長崎県は壱岐の双六古墳が最大(墳丘長91m)が最大ですから火国とは別です。

 火国の前身であったと考えられる奴国あるいは狗奴国は邪馬台国連合と同様連合国家で各地に首長が存在し緩やかな統合状態だったのかもしれません。ヤフーブログ時代の過去記事で書いた記憶がありますが、私の住んでいる熊本県玉名市は古代には玉杵名(たまきな)と言いました。これも一説では『奴国の輝ける都』という意味だそうです。となると奴国あるいは狗奴国のある一時期の首都は玉名市だったのかもしれません。

 過去記事で地元の環濠集落遺跡塚原遺跡や方保田東原(かとうだひがしばる)遺跡について書いた記憶がありますが、方保田東原遺跡が奴国の首都、当時有明海に面していた塚原遺跡が奴国の貿易港だったのかもしれません。

 なんでこういうことを書いたかと言えば、ちょうどNHK大河ドラマ光る君へでまひろの父藤原為時が越前守に任官した回があったからです。越前は律令時代に大国に分類されています。肥後も13国ある大国の一つに数え上げられているのです。石高から言えば筑前や肥前も同規模(50万石以上)なのに、肥後だけが大国に分類されているか謎でした。調べてみると生産高だけでなく古代における重要性から選ばれていると考えました。大国の一つ上野も入っています。上野は毛野国の中心地、肥後も火国の中心地だったから選ばれたのだと思います。

 ちなみに、平安時代のどろどろとした権力闘争を描いた光る君へは最近観たり観なかったりします。もうすぐ刀伊の入寇という平安時代を揺るがす大事件が起こるのに、くだらない権力闘争をしている場合かと呆れているからです。同じ大河ドラマ『風と雲と虹と』で藤原純友が堂上貴族どもを「国家に巣食うシロアリどもだ」と吐き捨てた気持ちも分かりますよ。

2024年5月21日 (火)

書評『滅びゆく中国の最期の悪あがきから日本をどう守るか』(兵頭二十八著 徳間書店)

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20240519-174735

 これがこの前買った兵頭二十八本最後の一冊です。それにしても読書スピードが落ちたと思いました。兵頭本は読みやすいので比較的読書速度は早いんですが、それでも読了まで一週間以上かかりました。我ながら年取ったと痛感した次第です。

 それはそうと本書ですが、戦前の日本の失敗、ロシア・シナの現在進行形の失敗を指摘し、潜在的敵国であるシナやロシアとどう対抗していくべきかを記したなかなかユニークな内容でした。

 兵頭さんはプロスペクト理論を軸に読み解いていきます。私も初めて聞いた言葉で最初分からなかったんですが、行動経済学における意思決定のモデルだそうです。兵頭さんによれば、人は経済行為として何かを決定する時数学の確率論に基づいた正答には沿わず、その人なりのプロスペクト(見込み期待)による損得勘定によって行動を決めていると言われます。

 博打で言えば、大多数の人は積み重なった損を挽回するため確率論上は無謀であるにもかかわらず大勝負しがちなのだそうです。そして大概大失敗してさらに損を拡大させます。加えて、人はがっかりしたくないために、確率論ではなく現実的ではないにもかかわらず希望的観測で動くものだと言われます。人類の歴史を見てもなかなか鋭い指摘だと思います。私も感心しました。

 大東亜戦争で日本は希望的観測で開戦し大失敗しましたし、ロシアも同じく希望的観測でウクライナを侵略し酷い目に遭っています。シナが近い将来台湾を襲うときにも希望的観測で戦争を仕掛けるだろうという兵頭さんの指摘は正しいと思います。では日本はどうすれば良いか?

 シナがロシアのウクライナ戦争で得た教訓は、戦争はできるだけ短期に終わらせ欧米諸国の介入の時間を与えず占領することです。ならば日本やアメリカはできるだけ戦争を長期化させシナを疲弊させればよい。そして戦争に勝っても良い結果を招かないように侵略戦争に加担したシナの政治家、軍幹部とその家族を経済制裁の対象にして資産凍結、欧米圏(=ほぼ全世界)での経済活動禁止。シナ共産党幹部は莫大な資産を海外に隠匿し万が一があっても一族が生き残れるように工作しているそうですが、それが戦争を仕掛けた途端雲散霧消してしまったら戦争する意欲がなくなるそうです。

 私はそこまでうまくいくとは限らないし、習近平政権が追い詰められ戦うも亡国、戦わざるも亡国に追い込まれたなら、それこそプロスペクトに基づき戦争を決断するだろうとは思います。ですから一つの見方としては参考になりますが、兵頭さんの理想通りには進まない可能性も高いとは個人的に思います。

 ともかくユニークな本であることは間違いないので、興味ある方は一読をお勧めします。

 

2024年5月19日 (日)

日本百名山の一つ吾妻山が無残な姿に…(絶句)

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 X上で写真が出回っているんですが、本当に驚きました。福島県と山形県にまたがる日本百名山の一つ吾妻山。まさかそんな名山がこんな姿になっているとは…。吾妻山は日露戦争時の装甲巡洋艦吾妻の名前の由来にもなっているんですよ。

 私の住む熊本県でも雄大な阿蘇の外輪山がソーラーパネルに埋め尽くされている姿を写真で見て心を痛めていたんですが、福島県でもこんなことになっていると知り怒りを覚えました。おそらく日本各地の風光明媚なところがソーラーパネルに埋め尽くされ景色を汚されているんでしょう。

 そもそも太陽光発電はクリーンエネルギーでもなければ安定電源でもない。弊ブログでも何度も書きましたが、電力の安定供給は近代国家の基礎の基礎。だからこそ原子力発電や火力発電が重要なのであって、常時発電できない上に蓄電能力もろくにない太陽光発電が優れているわけではありません。各家庭が趣味で取りつける分には構いませんが、火事になったら消火が困難で他の家にも延焼するのでその賠償金は巨額なものになります。延焼分の保険金は下りないかもしれません。よほどの大金持ちしかソーラーパネルは設置できないと思いますよ。

 ところがそんな太陽光発電を推進したのは民主党の菅直人政権時代。政権交代した後でも自民党の再エネ議連の連中が利権を引き継ぎ今も日本中で環境破壊をし続けています。己の利益のために日本のエネルギー安全保障と私たちの暮らしを脅かしているんですから、此処までの国賊は居ないでしょう。私は外患誘致罪も適用すべきだと思いますね。許せません。

 岸田政権は再エネ賦課金を増額し、太陽光発電で破壊された山林を守るために森林保護税まで新設しました。日本人を舐めているとしか思えません。森林の環境を守るなら太陽光発電を廃止すべきでしょう。どうして上海電力などシナ資本と再エネ議連を儲けさせるために我々が負担しなければいけないのか?皆さんももっと怒った方が良いですよ。

 クリーンエネルギー詐欺についてはマスゴミもグルです。おそらくシナから莫大な賄賂を貰っているのでしょう。太陽光発電が安定電源ではなくカドミウムなどの有害物質で土壌を汚染し、火事になったら消火も困難だという事実を一度でも報道したことがあるのでしょうか?逆に原子力発電を目の敵にし太陽光発電がいかに良いものかと日本人を洗脳し続けていますよ。

 吾妻山の無残な姿を見て心を痛めない日本人は居ません。阿蘇山も同様。山の斜面に作られたソーラーパネルが山の保水力を奪い、豪雨の時土砂災害を引き起こしやすいのは熱海の痛ましい土石流災害を見てまともな人なら気づいたはず。報道されないだけで太陽光発電が原因の災害は数多く起こっていると思いますよ。

 そういえば鬼怒川の氾濫も、自然堤防ではなくソーラーパネル施設が土手を削ったところから決壊したそうですね。私はこの期に及んで太陽光発電など自然エネルギーを推進している政治家は全員国賊だと思います。その筆頭は岸田総理ですよ。さすが政治資金パーティーでシナ人から事実上の賄賂を貰っているだけのことはあります。パーティー券購入シナ人の大半は上海電力関係者かもしれませんね。

 我々日本人はもっと真実を知り怒りの声を上げなければ駄目です。マスゴミも政治家も信用できません。電気代高騰で我々は苦しんでいるのに、再エネ議連の連中は日本のエネルギー安全保障を破壊し莫大な資金をシナに流し、その見返りにキックバックを貰っているんですから。マスゴミもその恩恵にあずかっているから絶対に真実を報道しないしクリーンエネルギーを称して太陽光発電をごり押しし続けています。

 皆さんは日本百名山の一つ吾妻山の無残な姿を見てどのような感想を持ちましたか?

2024年5月17日 (金)

薩摩藩と琉球の石高

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 たまたま気になって調べたんですが、西国の雄で維新の原動力ともなった薩摩藩。関ヶ原の敗戦後外交の限りを尽くして幕府に本領安堵されますが、その時の石高は61万石だったと言われます。その後江戸幕府の許可を得て琉球に侵攻、琉球の石高11万石を合わせて72万石になりました。俗にいう薩摩77万石は、享保内検の石高86万7千石から琉球分の9万4千石余を引いた数値だそうです。

 イメージ的に桜島や霧島山系の噴火でシラス台地が広がる薩摩や大隅の地がそんなに豊かなはずないと思っていたんですが、鹿児島県のホームページを見ると薩摩77万石というのは俗にいう籾高で他藩並みの米高に換算すると37万石程度に過ぎないと知り衝撃を受けました。

 こうなると江戸幕府が設定した72万石というのは軍役や各種普請を薩摩藩島津家に課す家格ですから相当苦しかっただろうと思います。南部藩のように宿敵津軽藩に対抗し自ら家格を釣り上げた(10万石から20万石に)のでなければ、江戸幕府の嫌がらせという側面もあったのかもしれません。だから薩摩藩は米以外の収入を得るべく殖産興業に勤め琉球を通じた密貿易で実力を蓄えたのでしょう。

 琉球の石高ですが、最初薩摩藩が侵攻した時は11万石で享保年間には9万4千石に減っています。これはあくまで私見ですが、薩摩藩は少しでも外貨を稼ぐために琉球の領民に米作りではなく砂糖黍栽培を強制したのではないかと思うんですよ。米よりも砂糖黍のほうが高く売れますからね。

 薩摩藩の内部でも武士の数が他藩より圧倒的に多かったため財政的には非常に苦しかっただろうと想像します。他藩が薩摩藩に悪口を言うとき芋侍と揶揄したそうですが、実際下級武士の郷士たちは米ではなくさつま芋を主食にしていたそうですから哀れです。しかしそれがハングリー精神をはぐくみ質実剛健な薩摩武士を形成したとすれば良い面もあったのかもしれません。

 搾取される一方の琉球の住民にとっては悪夢だったでしょうが。幕末期、薩摩藩は内高(実際の収入)が90万石以上になっていたそうですが、これは殖産興業と密貿易の成果だったのでしょうね。米だけに頼る経済では蓄財はできなかったそうです。長州藩も似たような経済政策で莫大な資金をため込んでいたと言われますし、仙台藩が内高200万石と言われていても幕末期振るわなかったのは米中心の経済という側面もあったのかもしれません。

 歴史を経済面からアプローチするのもなかなか面白いと個人的には思いました。

2024年5月15日 (水)

日朝首脳会談など絶対に阻止しなればならない!

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岸田首相、金正恩との首脳会談の実現に向けて「日朝双方のため、ともに決断していく」

 失政を繰り返す岸田総理ですが、日朝会談を本当に行ったら歴史に残る売国総理になりそうです。それにしても岸田政権ってろくなことしませんね。最近の物価高騰の元凶の一つである電気代高騰に何の対策もせず、ますます電気代を高くさせる再エネ賦課金は増額するわ、原発再稼働は口だけで全く実行しないわ、環境破壊の太陽光発電は推進するわ、LGBT法の強引な成立で日本社会の分断・破壊を目論むわ、少子化対策を口実に税金を増やすわ、レーダー照射問題、慰安婦合意違反、捏造徴用工問題を不問にして韓国との融和を図り日本の国益を売り渡すわ、数え上げたらキリがありません。

 ここまで売国政策のオンパレードだと支持率が下がるのも当然です。むしろどうして支持できるのかいまだに岸田政権を支持している人間の頭を疑います。最近の世論調査で謎の支持率アップが起こりましたが、支持してる奴は岸田政権のどこを評価しているのか謎です。それだけ愚民が多いという事なんでしょうね。

 そして岸田総理の悪政の極めつけと言われるのが日朝首脳会談です。今まで噂は出てきましたが、岸田総理は訪朝して北朝鮮に都合の良い何人かの拉致被害者を取り戻す見返りに日朝国交正常化を行い多額の経済援助を行おうと画策しているそうです。他の拉致被害者は合同調査本部を設けて継続調査するという言い訳で事実上見捨てるつもりだとも言われます。

 そもそも北朝鮮が拉致被害者の情報を持っているわけだし、返すなら全員返すのが絶対条件です。合同調査本部など嘘っぱちで返さないための言い訳にすぎません。それを岸田総理率いる日本政府も後押しするわけですから国賊ですよ。おそらく新たな利権を得たいのかもしれませんね。日本人を売り渡して。

 それでも馬鹿な日本人は騙されて岸田政権の支持率が高騰、これを機に解散総選挙という起死回生策を目論んでいるとも言われます。我々日本人を馬鹿にするなと言いたいですが、マスゴミは岸田総理の功績を言い立て国民を騙しにかかってくるでしょう。そうなったら日本はおしまいです。

 私は悪夢の民主党政権を史上最悪の政権だと思っていますが、もし岸田総理が日朝首脳会談、国交正常化で日本人を見捨て北朝鮮に多額の経済援助をするならそれをはるかに超える史上最悪の売国政権になるでしょう。そうなったらテロを起こしてでも排除しなければならなくなります。そこまで日本人は追い詰められますよ。

 もちろん私はテロなど絶対反対だしやってはいけない暴挙だと思っています。しかし、そうせざるを得ないほど岸田総理が国民を蔑ろにし日本の国益を売り渡すなら最終手段としてやむを得ないとも考えるのです。我々国民は岸田総理が暴走しないように何とか日朝首脳会談を止めさせなければなりません。自民党の心ある議員も立ち上がってほしい。今のところ岸田訪朝に猛反対しているのは青山繁晴議員のみ。他の保守派議員はどうした?岸田を引きずり降ろしてでも止めさせないと駄目でしょう。日本を滅ぼす気ですか?

 私は拉致被害者を見捨て見殺しにしたら岸田総理を絶対に許しません。皆さんは日朝首脳会談とその後の巨額経済援助を画策する岸田総理、どのような感想を持たれましたか?

2024年5月13日 (月)

セキュリティクリアランス法ようやく成立

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経済安保の新法が成立 機密扱う適格性評価制度を導入 国際共同開発など機会拡大へ


 2024年5月10日、参院本会議で経済安全保障上の機密情報へのアクセスを官民の有資格者に限る「セキュリティー・クリアランス(SC、適格性評価)」制度を創設する「重要経済安保情報保護・活用法」が与党などの賛成多数で可決、成立しました。

 もちろん手放しで褒められるものではなく、ハニトラ対策が不十分とか国会議員やその秘書は対象外など細かい問題点は多々あります。しかし何もないよりはセキュリティクリアランス法があった方がはるかにましで、今度問題点を洗い出し修正していくことが重要です。

 何より共産党やれいわ、社民党などの反日売国左翼勢力が猛反対だったことが日本にとって絶対に必要な法律だったことの証明になると思います。以後セキュリティクリアランス法を長いのでSC法と略しますが、SC法は日本以外のG7諸国はみな持っている法律であり、日本がいかにスパイ天国で情報分野で遅れていたか分かります。

 SC法がないために、日本は国際共同開発ができないというデメリットがありました。SC法は安倍元総理の悲願であり、安倍さんの遺志を引き継いだ高市さんの悲願でもありました。高市さんはこの法律を成立させるためにあらゆることを我慢し、妥協してきました。LGBT法にあからさまな反対を示さなかったのも、何としてもSC法を成立させるためだったと私は思います。

 岸田総理はじめ高市さん以外の閣僚はSC法に消極的だったというか、陰では反対だったと見ています。もちろん防衛大臣の木原さんは国家観があり、国防意識も高いので高市さんと同じ考えだったと思いますが、それ以外の大臣の考え方が全く見えてこないのです。

 特に本来なら積極的にSC法を推進しなければならない上川外相からはSC法に対する熱意が全く見えません。それどころか外務省の操り人形で彼女に意思があるようにはとても感じられないのです。そんな上川外相が次の総理の有力候補だそうですが、自民党は日本人を舐めるなと言いたい。党内力学的に高市さんが総理総裁になる可能性は限りなく低く、上川でなければ小石河が有力候補だそうです。自民党は本当に終わっています。

 私は悲観的なので高市さんの総理の目はかなり低いと見ていますが、SC法を成立させただけでの彼女の功績は歴史に残ると思います。どうにかして高市さんを次の総理にしないと日本は滅亡しかねないのですが、そのためには自民党に危機感を持たせるためにも日本保守党の躍進が不可欠だと思います。しかしそれが分かっているからこそ、特亜の手先であるマスゴミやつばさの党のようなテロリストどもは日本保守党を総攻撃しています。

 私が思い描く理想的日本は、自民党の日本保守党の保守二大政党制でお互い切磋琢磨し保守政策を推進していくというものです。逆に悪夢の未来は左傾化した自民党と売国野党どもが反日左翼政策を切磋琢磨して日本を滅亡に追い込むことです。

 ともかく、我々目覚めた国民がなんとしても高市総理実現に向けて努力していくことでしょうね。そして日本保守党にも議席を与える。そうしないと日本の未来は本当に暗いと思います。皆さんはSC法の成立、どのような感想を持たれましたか?

2024年5月11日 (土)

書評 『日本史の謎は地政学で解ける』(兵頭二十八著 祥伝社黄金文庫)

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20240509-202802

 

 これも最近買った兵頭二十八本3冊のうちの一つです。文庫本で正味200ページ程度なんですが読書量が落ちていて読了に3日くらいかかりました。若いころなら2~3時間で読めたんですがね。

 それはともかく相変わらずの兵頭節、気軽に読めました。内容についてはなるほどと目から鱗の面もあれば、そこはちょっと違うなと感じるところもありました。本の内容をすべて信じ込んでしまうような素直な人は読んだら危険かもしれません。自分に確固たる信念があり独自の軍事知識、地政学知識がある方には有用です。

 最初に突っ込みどころから。江戸時代東北地方の藩で飢饉の際餓死者が続出したのは米に頼りすぎていたからという兵頭さんの主張は納得でした。兵頭さんは、なぜ寒冷地でも育つジャガイモやサツマイモを栽培しないのかと指摘していましたが、そこはちょっと違うと思います。

 藩は武士である藩士を養うために存在します。藩士の給料は米です。藩内の領民から米を年貢として徴収し、それを大阪商人なり江戸商人に売却して現金を得て俸禄を払うのです。米は食料であるとともに貨幣の代わりでもありました。それは長期保存ができるからです。一方ジャガイモやサツマイモは水分が多いので長期保存ができません。すぐ腐ります。という事で貨幣の代替はできません。大阪商人もジャガイモやサツマイモは買いたくないでしょう。

 幕藩体制を維持している以上、藩が米作り以外を推奨するはずがありません。直接税収が減りますから。一方、搾取される側の農民も自発的にジャガイモやサツマイモを作り飢饉に備えればよいのですが、四公六民なら善政、五公五民で普通、六公四民以上なら一揆が起こるというほど追い詰められた生活では米以外を栽培する余裕はなかったかもしれません。

 特に南部藩など表高(幕府に申告した正式な石高。これで兵役や大名の格式、参勤交代や公事の負担が決まる)と内高(実際の石高)がほぼ同じ藩ではまず余裕がありません。津軽藩のように表高より内高が5倍もあるような藩なら話は別ですが。その津軽藩ですら寒冷地で稲作の収穫高も気候に左右され不安定なので農民に余裕はなかったかもしれません。

 薩摩藩などはサツマイモを栽培し、農民は米を年貢として納めサツマイモを常食していたそうですが、あれは温暖だからできること。寒冷地ではそんな余裕はなかったと思います。

 突っ込みどころは色々あるんですが、参考になった部分ももちろんありました。特に古代の大和盆地が稲作の適地だったというのは勉強になりました。鉄製農機具が普及する前は大阪平野のような低湿地での稲作は困難だったそうです。そういえば越後国も米どころになったのは灌漑が進んだ江戸期以降でしたからね。

 大和盆地は緩傾斜を利用した重力灌漑を利用して稲作ができたそうです。シナ大陸の長江流域から華南にかけての初期稲作も重力灌漑でしたからね。あと稲作がシナ江南地方から海路日本に伝わったのは海流の関係からも説明できるという兵頭さんの主張も我が意を得たりでした。

 日露戦争時、どうして各師団が下関港からでなく広島宇品港から出港したかも、日本は敵が関門海峡を直接攻撃する危険性を恐れ、ちょっと引っ込んだ宇品港を出撃港にしたというのは納得できました。九州の師団は門司港から出港しましたが、万が一門司港を攻撃されても長崎港とか博多港とか代替手段があるから大丈夫だったそうです。

 あと日本は低速の輸送船しか保有していなかったことも弱点だったそうですね。これは海運国じゃないと揃えられないので仕方なかったのでしょう。

 なかなか参考になった良書だと思います。古い本なので古本屋でしか見つからないと思いますが、興味ある方は一読をお勧めします。

 

 

2024年5月 9日 (木)

ついに731部隊は特殊部隊になりましたとさ(笑)

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米軍が血眼になって探した特殊部隊「731部隊」隊長の「発明品」発見…!


 いったい何度言ったら理解するのでしょうか?いや軍事的知識をわざと忌避しているんでしょうか?私は特亜の指令を受けたマスゴミの日本人洗脳工作の一環だと思いますね。

 731部隊は関東軍防疫給水部本部の秘匿号(通称号)で、細菌戦をアジア各地で主導した部隊ではありません。防疫給水部は近代編制の軍隊には(名称こそ違えど)必ず入っているもので、部隊の疾病対策、防疫活動、浄水設備などライフラインを整える役目があります。

 その一環として細菌戦を研究したのは事実だと思いますが、特亜や反日左翼どもが主張するようなアジア各地で731部隊が細菌戦を行ったというのは真っ赤な嘘です。最低限の軍事知識があれば関東軍の一部門である防疫給水部がシナ戦線やビルマ戦線に出張することなど軍統帥上絶対有り得ないことは知っていると思いますが、戦後GHQに完全に牙を抜かれ軍事音痴になった日本人は簡単に騙せると思われたのでしょう。

 関東軍所属の部隊は担当地域の満洲のみで活動します。支那事変の際関東軍が北支に越境攻撃した時も大問題になったのに731部隊がシナ戦線に出張って行ったら軍法会議ものですよ。下手したら死刑もあり得ます。

 共産党員の森村誠一が日本人を騙し洗脳するために書いた731部隊が独り歩きし、ついには特殊部隊になりました。臍で茶沸かしますよ。これを書いたやつ、頭おかしいんでしょうか?

 石井式濾水機なるものを知らなかったのでネットで調べてみたんですが、防疫給水部の本来の仕事の一環だと思うし、石井式の後継機の九八式衛生濾水機が1938年採用だと思うので、その前でしょ?下手したら関東軍防疫取水部本部に赴任する前に作った可能性もありますよ。

 何でもかんでも731部隊に結び付けて日本軍非難の材料にするマスゴミは卑劣だと思いますね。正しい情報と噓の情報を見分けるリテラシーも我々日本人は求められていると思います。幸いにして今はネットがあるのでマスゴミの嘘に騙される人は減ったと思いますが、マスゴミの親分であるシナが科学的根拠の欠片もなく日本の処理水放出を非難しているのを見ると連中に歴史的事実や科学的知識を期待するのは無理なのかもしれません。基地害ですから。思想的に狂うとすべてにおいて狂ってしまうんでしょうね。

 似たような話を何度も書いた記憶がありますが、さすがにうんざりしています。日本を何とかして非難し貶めたいマスゴミは日本に有害無益な癌細胞だと改めて思いました。癌は撲滅しなければなりません。マスゴミも徹底的に滅ぼす必要があると思いますよ。皆さんは731部隊を絡めたマスゴミの狂った記事、どのような感想を持たれましたか?

2024年5月 7日 (火)

喉元過ぎれば熱さを忘れる愚民

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次の衆院選で「政権交代」のぞむ人、「自公政権の継続」上回る JNN世論調査

 最近私が非常に危惧していることがあります。それは自民党岸田政権があまりにも無能すぎて国民の支持を失っていることです。最近の世論調査で政権交代を望む人が自公政権継続を望む人を上回ったとか。

 確かに今のままの自民党政権だと日本はますます混乱します。だからと言って立憲共産党政権になって良いのでしょうか?自民党政権が危機感も無く迷走しているのは野党がそれ以上におかしいからですよ。その、よりおかしい政党に政権を渡したら日本は滅亡します。

 日本は今戦後最悪の安全保障環境にあります。シナはいつ台湾有事を起こすか分かりませんし、ロシアは国際法無視のウクライナ侵略という暴挙をしでかしています。北朝鮮は日本人を拉致し核とミサイル開発で日本を恫喝しています。もし有事になって、これらならず者国家が結託して攻めてきたらどうなるでしょうか?

 岸田総理が自衛隊出動を決断できず右往左往したら確実に日本国民に犠牲者が出るでしょうが、立憲共産党とその仲間たちはこの期に及んでも話し合いで解決などと世迷言をほざいているんですよ。有事になったらさっさと侵略者に降伏して日本を売り渡しかねません。そもそも連中は特亜の工作員の疑いが濃厚です。

 憲法9条真理教の狂信者でもある立憲共産党は日本の癌細胞です。絶対に政権を渡してはならない国賊なのです。日本人は民主党政権の悪夢を忘れたのでしょうか?あの時も日本は滅亡寸前まで行きました。東日本大震災の対応は目も当てられないほどまずく、故意に福島第一原発の被害を拡大させ今でも東北の人たちを苦しめているじゃありませんか!

 尖閣問題でも毅然たる対応を示せず、逆にシナの侵略欲を増大させました。あの時一色保安官がシナ偽装漁船の衝突映像を公開しなかったらと思うと本当にぞっとします。しかしその結果、正義の人一色さんは海上保安官の職を追われました。当時菅直人総理だったと思いますが、奴は海保巡視船にわざとぶつけた偽装漁船のシナ人船長を起訴せず、ビフテキ付きの豪華チャーター機でシナに送り返しました。シナ人船長は向こうで英雄扱いだったとか。

 おそらく今だと、当時の民主党政権以上の悪夢になると思います。あの時は共産党が入っていませんでしたが、今回は確実に政権内に入りますからね。主導するのは共産党になると思います。私はカンボジアのポルポト政権以上の恐怖政治を布き多くの日本人が無実の罪で粛清されると思うんですよね。日本版キリング・フィールドですよ。

 世界の歴史を見ても、他者の意見を受け入れない独善的な共産党政権は虐殺がつきものです。政権交代を望んでいる人はその現実が想像できないんですか?平和ボケもここまでくれば重症です。私も政権交代しないと腐敗した自民党政治は良くならないと思いますが、まずはその受け皿作りが最優先だと思います。

 日本保守党がどこまで伸びるか分かりませんが、まともな保守政策を掲げた野党が育たないと政権交代など絶対に駄目です。自民党政権だと緩やかな衰退かもしれませんが、立憲共産党政権になったら即死です。ですから今は自民党の中でよりましな高市政権誕生を祈るしかありませんし、どんなに嫌でも反日売国野党に投票するよりは、血の涙を流しながら自民党候補に投票するしかありません。

 皆さんは政権交代の現状、どのようになったら望ましいと考えますか?

2024年5月 5日 (日)

書評 『台湾有事なら全滅するしかない中国人民解放軍』(兵頭二十八著)

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20240505-075629

 最近読書量がすっかり落ちている私ですが、たまたま兵頭二十八さんの本が読みたくなりアマゾンで何冊か注文しました。その中の一つがこれです。兵頭二十八さんは軍学者ですべての話を鵜呑みにすることはできませんが、半分くらいは鋭い指摘がありなかなか勉強になります。しかも深刻そうな話題でも話が面白いので寝転がって読めるのが最大の利点です。

 いくつか興味深い話題があったんですが、その中の一つウクライナ戦争緒戦でロシア軍空挺部隊が奇襲してきたキーウ郊外ホストメル空港の戦いは勉強になりました。

 ホストメル空港はキーウの北西郊外にあり国営アントノフ会社が運営しています。ロシア軍は、地上部隊に先駆けて空挺作戦で部隊を送り込みホストメル空港を奪取。そこを空挺堡(空の橋頭堡)として利用し一気にキーウ制圧を狙いました。ロシア軍はウクライナ軍を舐めきっており簡単に占領できると思っていたようです。

 ロシア軍は攻撃ヘリに護衛された20機以上(ウクライナ側証言では44機)のMi-8輸送ヘリを送り込みました。Mi-8は大型輸送ヘリで最大32名の兵員を乗せられるため、40機とすると1200名強、1個大隊以上の空挺部隊がヘリボーンしたことになります。ところがウクライナ軍はアメリカからの情報でロシア軍の襲来を察知、特殊部隊と郷土防衛軍(民兵)の即応旅団が待ち構えていました。

 軍事に詳しい方ならご存じの通り、空挺部隊は軽歩兵で重火器を持ち込めません。せいぜい軽量の無反動砲かRPGなどの個人携行ロケットくらいです。空港制圧のカギは、その後重装備を乗せた大型輸送機が着陸できるかにかかっています。その大型輸送機の離着陸には1000m程度の滑走路が最低限必要だそうです。

 ウクライナ軍は滑走路上に障害物を並べ大型輸送機が着陸できないようにしていました。こうなると空挺部隊がいくら精鋭でも所詮軽歩兵。ウクライナ軍はロシア軍空挺部隊を包囲殲滅しホストメル空港を守り抜きます。ロシア軍も対抗手段としてその後200機以上のヘリを投入したそうですが、焼け石に水でした。

 開戦劈頭の奇襲に失敗したロシア軍はオーソドックスな地上侵攻に切り替えざるを得ず、ベラルーシからキーウに至る有名な湿地帯ポリーシャ地方を通る羽目に陥ります。湿地帯ですから道路以外進めず、有名な20㎞以上にわたる大渋滞になったのです。当時あれを見たテレビのコメンテーターどもが「ロシア軍総攻撃の準備か?」などとほざいていましたが、自衛隊OBは「兵站に苦しんでいる証拠」だと指摘していました。どちらが正しかったかは言うまでもありません。

 ウクライナ軍はロシア軍の大行列のうち燃料補給車を集中的に攻撃したので動くこともできず座して死を待つ格好になりました。私はロシア軍はあの時かなりの数の戦闘車両を置き去りにして逃げたと思います。燃料がなければただの鉄くずですからね。

 ホストメル空港攻防戦について詳しく知らなかったので、兵頭さんの文章は非常に勉強になりました。

 本書では、ウクライナ戦争を教訓に台湾有事の際台湾軍、そして日本の自衛隊はどのように守ればよいかを記しています。納得できるところもあれば、そこはちょっと違うかも?と疑問に思うところもあるんですが、日本の国防を考える際参考になると思いますので興味ある方は一読をお勧めします。軽い気持ちで読めるので読書から離れている方もいかかでしょうか?(笑)

2024年5月 3日 (金)

憲法9条改正に関する世論調査だそうです

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憲法改正「賛成」63%、9条2項「改正」は最多の53%…読売世論調査

 

 読売新聞が憲法に関する世論調査を実施し、改正する方が良いと答えた回答が63%に達したそうです。一方改正反対は33%。これが保守と左翼の割合だと思うんですが、改正賛成派も様々です。

 戦争放棄を定めた憲法9条1項は改正しない方が良いと75%が回答しています。敗戦利得者で特亜工作員のマスゴミは絶対に報じませんが、これは独立国の自衛戦争の権利を定めた国連憲章違反です。本来なら侵略戦争のみを禁じるべきで、自衛戦争は認めなければ国際社会に参加できません。憲法改正賛成派でも75%は常識に欠けた者がいるといるということでしょうか。

 9条2項は陸海空軍その他の戦力の保持を禁じ国の交戦権も認めないと定めていますが、ならどうして自衛隊が存在するのだと強く言いたい。自民党案は2項のみを削除ないし変更するという腰が引けたものですが、私は9条そのものを削除するか、まともな国として自衛隊を国防軍とし自衛戦争の権利を認めた条文に変えるべきだと考えます。

 日本と似た平和憲法を持ち平和ボケだったウクライナが現在ならず者国家ロシアの侵略に苦しんでいる現実を見ても、憲法9条のおかしさに気づかないとしたら日本人の平和ボケぶりに絶望しかありません。ウクライナは2014年ロシアにクリミア半島を奪われた時から覚醒しNATOの協力を受け軍備を整えてきました。だからこそ、理不尽な侵略者に屈せず今も戦い続けているんです。

 ところが日本はどうですか?我々のように一部危機感を持ち国を守るために活動している国士を除けば、大半の国民は惰眠をむさぼっています。このままだと台湾有事が起こった時どれだけ悲惨なことになるかと私は非常に危惧しています。自民党岸田政権に危機感がなさすぎるのが問題ですが、民主主義国では国民のレベル以上の政治家は出ません。岸田政権の体たらくが日本人の民度だとも言えるでしょう。

 防衛費を対GDP比2%に決めたのも自主的ではなくアメリカに言われて嫌々でした。その防衛費増額ですら財務省が暗躍し妨害し続けています。主権者は我々ですよ。省利省益しか考えない財務省に支配されて良いんでしょうか?政治家が動かないなら国民が声を上げて政治家の尻を叩き国防も強化すべきだし、異常に膨れ上がった財務省の権力を削るべきでしょう。

 日本の未来は我々日本国民の覚醒にかかっていると言えます。5月3日は憲法記念日。だからあえてこのテーマを選びました。皆さんは憲法9条の是非、どのように思われますか?

2024年5月 1日 (水)

日本の未来は原子力発電と火力発電の発展しかない

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【エネルギー】G7エネ相、35年までの石炭火力廃止で原則合意

 綺麗ごとの欧州はともかく日本は馬鹿なんでしょうか?(呆)

 せっかく日本は世界トップクラスのCO2を極力排出しない石炭火力発電の技術があるのにそれを止めるなど狂気の沙汰です。むしろ日本の技術を前面に押し出し日本式の石炭火力発電を推進すべきだし、再生可能エネルギーを本気で信じているなら正気を疑います。

 太陽光などの自然エネルギーは現状安定電源となり得ません。技術が進んで安価で大量の蓄電能力がある蓄電池が開発されれば話は別ですけど、おそらく今世紀中には無理です。現代産業は電力が根幹。それは安定電源が絶対に必要です。私はEVすらエネルギー安全保障を損なうものと思っているのに、どうして日本政府は現実が見えないのでしょうか?

 特に日本は石油や天然ガスを海外からの輸入に頼っているという脆弱さを持っているわけでしょう。だとしたら安定的電源を得るため原子力発電をもっと推進すべきだし、火力発電の技術ももっと発展させるべきでしょう。今や石炭すら輸入に頼っていますが、石炭は採算性を無視すれば日本でも採れるんですから。廃坑になった炭鉱の復活も将来的にはあり得ますよ。北海道とか九州はエネルギー産業が復活するかもしれません。

 日本こそはエネルギー政策の現実を主張し狂った綺麗ごとの欧米を説得すべきじゃないんですか?やっていることが本末転倒です。行き当たりばったりのその場しのぎの外交をやっているようにしか見えません。アメリカもおそらくトランプが返り咲いたらエネルギー政策の大転換が始まりますよ。綺麗ごとの民主党バイデン政権にいつまでも追随していると痛い目に遭うのは日本です。

 しかし岸田さんには現実が見えないんでしょうね。その前に国家観も国防意識も無いから考えたくもないんでしょうけど。危機的状況に陥っている日本によくもまあ岸田のような利己的で保身しか考えていない国賊を総理に抱えているものです。

 高市さんのような国家観、国防意識があり日本の将来像を描ける政治家が総理にならないと日本は沈むとおもいますよ。しかし高市さんは党内力学的に総裁選で勝てる可能性が低い。自民党はもちろん日本も終わっていますよね。返す返すも安倍さんの非業の死は日本にとって大いなる痛手だったと言わざるを得ません。安倍さん暗殺が反日勢力の陰謀だったと言われても納得しますよ。それほど日本は安倍さんの死後壊れています。

 日本の将来はどうなるんでしょうか?エネルギー政策一つとってもろくなことはしない岸田政権。これを変えるには日本人の覚醒しかないんですが、東京15区補選のように6割の有権者が投票を放棄するような体たらくでは滅亡しかないのでしょうか?本当に嘆かわしい。

 皆さんは岸田政権のエネルギー政策、どのように思われますか?私は将来の展望が全くない絶望の政策にしか見えません。

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