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2025年9月19日 (金)

日本初の弾道ミサイルにH-ⅡAロケットは適当か?

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 緊迫する極東情勢、綺麗ごとでは済まない状況になっています。専守防衛は現代戦では通用せず必然的に本土決戦になって国民に多数の犠牲者が出ることになります。ですから、最近では平和ボケ日本でも現実に目覚め反撃能力確保を目指しトマホーク巡航ミサイルを導入し始めました。

 ただ、これはあくまで一撃は敵の攻撃を受けてようやく反撃できる態勢なのでどうしても国民に被害は出てしまいます。もし敵の第一撃が核ミサイルだったら反撃するどころかその瞬間日本は壊滅することになるのです。この厳しい現実を考えたら、敵から核攻撃を受けないためにはこちらも核武装して撃ち込んだらこちらも撃ち返すぞという覚悟を示さなければなりません。それが抑止力です。

 ですから真剣に核武装を論議する時代に入っています。それが理解できない連中は特亜のスパイかただの馬鹿だということです。そこで素人ながら私はH-ⅡAロケットが弾道ミサイルに使えるのではないかと思ったんです。ペイロード(搭載量)最大10トン、射程はおそらく1万キロを軽く超えるでしょう。

 日本の潜在的敵対国で一番遠いのはロシア。ロシアの首都モスクワまで東京から直線距離で約7500㎞。意外と近いですね。1万キロくらいあるのかと思っていました。ペイロード10トンなら通常弾頭でもかなりの破壊力を発揮します。1トン爆弾で直径15m、深さ11mの巨大なクレーターを作れます。単純計算だとその10倍ですが、爆弾の威力はその質量に比例し等比級数的に増大しますからどれくらいの被害を及ぼすか想像できません。日本は核廃棄物爆弾ならすぐ造れるそうですから、簡易核弾道ミサイルの完成です。原子爆弾も半年くらいで造れると言われますね。核弾頭でなくともサーモバリック弾頭でも良いでしょう。

 良いことづくめだと思っていたんですが。H-ⅡAロケットを弾道ミサイルに転用するのは現実的ではないそうです。H-ⅡAロケットは液体燃料なので発射できる状況まで数日かかります。しかもロケット1発の費用が100億円。費用対効果を考えるともったいない気がします。アメリカのミニットマンミサイルは固体燃料ですぐ発射でき発射費用も7億円程度ですから、H-ⅡAはあまりにも高価すぎます。

 調べてみると、新型のイプシロンロケットの方が弾道ミサイルに転用しやすいみたいです。固体燃料ですし、ペイロードは1.5トンですが、これくらいなら核弾道を乗せられます。米軍の弾道ミサイルピースキーパーとほぼ同じサイズですから、射程距離1万キロ、CEP(半数必中界、平均誤差半径ともいう)90mくらいになりそう。

 それでもイプシロンロケットの打ち上げ費用はH-ⅡAよりは安くなったと言っても30億円かかります。量産すれば費用は安くなると思いますが、核武装するとしても時間は相当かかりそうですね。防衛力装備には長期計画が必要ということでしょう。

 

 

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