四式自動小銃
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なんでこんな記事を書いたかというと、夢に出てきたからです。私は実銃こそ撃ったことはありませんが、FPSゲーム(バトルフィールドバッドカンパニー2だったかな?)とかで撃った経験はありますし、YOUTUBEの軍事系動画でアメリカ人のガンマニアが実銃を撃っている姿を見ているので、それが潜在意識に刻まれて夢にも出てくるようになったのでしょう。
さてこの四式自動小銃ですが、大東亜戦争末期の1944年に大日本帝国海軍が開発した半自動小銃です。陸軍ではなく海軍なのが意外でした。ちなみに自動小銃と半自動小銃の違いは、前者は連発(フルオート)できるのに対し後者は単発(セミオート)のみという事です。ただし自動なのでボルトアクションのように一発ずつボルトを引いて弾を装填することなく、連続して発射できます。
これにより速射能力が飛躍的に向上するので、各国はこぞって半自動小銃を開発しました。その代表はアメリカのM1ガーランドです。超大国アメリカは、このM1ガーランドを625万挺も生産し、歩兵の主要装備にしました。ドイツもワルサ―Gew43などの半自動小銃を開発しますが、総生産数は42600挺で全歩兵装備を更新することはできませんでした。
四式自動小銃は、太平洋戦線でも猛威を振るっていたM1ガーランドを再設計して配備することを計画して始まりました。悪い言葉でいうとデッドコピーです。ドイツのGew43はそれまで各社で開発されていた半自動小銃の集大成なのでまともに動作しましたが、日本の場合は始まりから不純なので初期不良が続発したそうです。
とは言え完全なコピーではないので、M1ガーランドは上から8発の弾丸をクリップ(装弾子)で差し込む方式なのに対し、四式はこれが10発になっています。しかもM1ガーランド最大の欠点である全弾発射後にクリップが排出される時ピンという独特の高音が出ることは、四式では排出音がかなり改善されたそうです。
弾丸は陸軍の九九式小銃と同じ7.7×58㎜弾。この手の半自動小銃は高価なので量産できず、わずか150挺前後しか生産されなかったみたいです。四式自動小銃は完全な無駄だったかというとそうでもなく、戦後豊和工業に流れた技術者が64式7.62㎜小銃開発の参考にしたそうです。
戦後半自動小銃は廃れ、フルオート発射ができる自動小銃やアサルトライフルが主流になっていきました。ドイツも半自動小銃よりもアサルトライフルであるStG44の生産を重視しこちらは42万5000挺生産されています。
ちなみに、夢の話ですが四式自動小銃を発射したもののジャムり、文句たらたらでM1ガーランドに持ち替えていました。これがイメージなんでしょうね。
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