CV90120軽戦車
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CV90120軽戦車はスウェーデンのCV90(Strf90)歩兵戦闘車をベースにした軽戦車です。今まで戦車をベースにしたAPC(装甲兵員輸送車)やIFV(歩兵戦闘車)はありましたが、その逆に歩兵戦闘車にラインメタル社製の低反動120㎜滑腔砲を搭載したのは私の知る限り初かもしれません。もちろん私はそこまで陸上兵器に詳しいわけではないので他にも例があるかもしれません。
それはともかく、ベースが歩兵戦闘車ですから防御力は全く期待できず、重量もわずか27.7トンしかありません。ただ、ベースになったCV90は正面装甲で30㎜APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)に耐えられる防御力はありますから、歩兵戦闘車としては防御力はある方だと思います。
もともと105㎜ライフル砲を搭載した戦車駆逐車(CV90105ATV)はあったのですが、120㎜という西側主力戦車と同等の戦車砲を搭載した事で軽戦車と位置付けたのでしょう。2025年10月にプロトタイプが発表されたばかりですから、今後どう展開するかは分かりませんが、早くもスロバキアが関心を示し購入を検討しているほか、東欧、北欧の一部諸国でも導入の可能性が取り沙汰されているそうです。
105㎜砲を積んだからCV90105、120㎜ならCV90120と安直なネーミングな気もしますが、分かりやすいのでこれで良いのでしょう。30トン未満の車体に120㎜砲搭載は無理だと思っていたんですが、CV90120が成功すれば今後は16式のような装輪戦闘車に120㎜砲搭載も夢ではなくなるかもしれません。ただ、現状は105㎜砲でも限界に近く、日本の16式が発射の反動で揺れることなく普通に機動できることに驚かれたくらいですから、装輪戦闘車への搭載は難しいのかもしれませんね。重さ的には16式も26トンなので増加装甲つければCv90120くらいの重さにはなると思うんですがね。
実際に運用され、YOUTUBEで実弾射撃動画を見ない限り何とも言えませんが、低反動とはいえ120㎜砲の射撃は難しいような気もします。これが動いてるときに行進間射撃できたら驚きますよ。まあ、止まってからの射撃なんでしょうが。詳しい方がいたら教えてください。
戦車同士のガチのぶつかり合いは不向きで待ち伏せ攻撃がメインになるでしょうから、停車射撃でも問題ないのでしょう。
追伸:
イタリアのチェンタウロⅡも低反動45口径120㎜滑腔砲でした。時代は装輪戦闘車も120㎜に移行していくんでしょうかね。チェンタウロⅡの射撃動画を見たんですが、停車した状態で発射した瞬間大きく揺れていたのでいくら低反動砲でも120㎜滑腔砲はきついなという印象です。









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